本当になぜか一角だけですが、今年も5月に芽を出した日本ハッカ、ほんの半径1Mくらいでわさわさ繁殖中です。不思議なことにそのレンジを外れてしまうとサクラタデやイヌゴマの陣地でまったくハッカは見ることができません。自分の家に移植したハッカはこぼれたタネでやっと芽が出てきた程度でその成長はこの場所より一ヶ月遅れている感じ、よっぽどこの場所が気に入っているのでしょう。
もしかしたらこんな風に密集してスクラムを組むだけでなく、ホテイアオイのところで知ったようにアレロパシーというバリアを張って他の植物の侵入を防いでいるのかもしれませんね。
アレロパシーはウィキペディアによると
アレロパシー(英語: Allelopathy)とは、ある植物が他の植物の生長を抑える物質(アレロケミカル)を放出したり、あるいは動物や微生物を防いだり、あるいは引き寄せたりする効果の総称。邦訳では「他感作用」という。
ということらしく、セイタカアワダチソウ、クルミ、サクラ、マツ、ソバ、ヨモギ、ヒガンバナ・・・と色々あるらしく、樹木は別としても密集して群生するものが多いように感じられます。
家にある園芸種と思われるミント系
↑の家にある園芸種と思われるミント系の葉っぱは露地の日本ハッカと同じくわさわさ。葉っぱの形もそっくりですが、よく見ると細かい毛があちこちにびっしり。
それに、決定的な違いは香りです。外人さんのほうはミントの香りプラス酸っぱいような青臭いような香りがかなりの部分混じっていてかなりとんがっている印象です。一方日本ハッカの香りは大変に優しく、ピュア100%芳香剤の香り。子供達はキンモクセイの香りを「便所の香り」と、よく評するそうですが、もうそう言うしかないような香りです。