去年は3月20日に行われた唐箕(とうみ)による飼料稲種籾の選別作業、だいたいお彼岸の前後にやることにしているのでしょうか?今年は3月25日に行われました。
チャレンジは慎重に
なにせ1年に1回しか作れない米作り、もし何かチャレンジすればその結果が出るのは6ヶ月から4ヶ月後。そして再チャレンジするとしたら1年後という、なかなか変化にも勇気がいる仕事です。農業(米作り?)に携わる方々が若干保守に振れているのはこういう部分なのかな・・・なんて思います。
確かに人間のほうで何かチャレンジしても、天候など条件が毎年違うので実験室でやるみたいに条件を一定にできません。何が良かったのか悪かったのか特定できない以上、今年は穫れた穫れなかったという結果の話になってしまいます。
となると、毎年全く同じで見てもおもしろくないか?と言えばそうでもないようです。震災の傷跡も生々しい去年の選別作業と今年では少しだけ違いました。
間違い探し・・・去年2011種籾の選別
間違い探し・・・今年2012種籾の選別
明らかに去年の反省から作業の流れがコンパクトかつスムーズになっています!米作りも少しずつ進化するんですね。(大失敗をしないように、手探りしながらですが)しかし、服装は去年と同じ(人のことはいえませんが)・・・天気も同じような感じだったので全く違ったように見えません。
体力あるなあ・・・
この作業にしても何にしても、力や体力は本当に必要で、僕はちょっと唐箕(とうみ)を回す係をやらせてもらったのですが、ハンドルを回した右手の二の腕の裏が筋肉痛で痛いです。さらには何もしていなかったはずの左腕も筋肉痛で、一体どうなってんだい?って感じです。
老人たち(失礼!)といってもいいくらいの方々なのに、普段の仕事で鍛えられてるなあ・・・と思います。
今年は種籾1粒でどのくらい米を穫れるのか、去年より正確に追跡したいと思います。まずはまだ見たことのない温湯消毒を見に行かなくちゃ・・・でも、明日は唐箕(とうみ)の構造決定版です。