目に入っているのに見えてない、意識していないもの・・・いろいろあります。先日、目に入っていたのに見えてなかったもの。ウナギとりの道具「タカスポ」です。何でタカスポというかと聞けば、「竹筒だからだよ」って・・・竹筒→タカスポ? 似てるけど、かなり違うよぉ・・・てっきりゴミだと思っていました。
大場町島地区は汽水湖(汽水沼?)である涸沼から海へ流れている涸沼川と、その涸沼側に流れ込んでいる石川川に囲まれています。その涸沼川は海水が流れ込んでいるために、シジミや海の魚も取れて漁も盛んに行われています。その漁の一つにウナギ漁もあるのだそうです。
以前別の道具も紹介しましたが、このゴミだと思った竹筒もウナギとりの漁具だったのでした。
原理としては単純で、
1:竹の節を抜いて筒にしたもの、片方の端を網で塞いで、もう片方を開け放しておく。
2:中にエサを入れてポイントに沈めておく。
3:たまに見に行って、引き上げ、中にウナギが入っていたらいただく
・・・こんな具合です。
こんな具合か? 想像図
この道具は個人個人でウナギと対話しながら作るもので、人それぞれ・・・道具にポリシーとその人となりが表れているのでした。これはSさんのウナギとりですが、Iさんはこれとは違うものを作っているそうです。 続く