年末に見つけた「不思議な氷」どうしてできたのかMさんが教えてくれました。種明かしは一番あたりまえの意外性のないものでしたが、その大本の理由は大きなものでした。「地震」です。
不思議な氷(今となっては不思議じゃないんだけど)のおさらい
もう日も傾きかけた午後、近所をウロウロしていたら、用水路の日陰になった部分に氷を見つけました。それが水路の上まで張り出してずっと続いています。なんだか法面の下のほうからどんどんと氷が成長していって、水路の上まで張り出したように見え、とても不思議な光景です。
マンガは正解だけど、大本の原因は地震
いろいろ楽しい想像を巡らせたのだけれども、全部違って、マンガのように簡単に考えるのが正解なのだそうです。去年まではお米の季節が終わり、冬になると、それまで満々と水をたたえていた用水路も水がほとんどない状態がずっと続いていた記憶があるので、僕はもうお米を作っていないから水を入れたり汲んだりしていないと思っていて、用水路の水面は変動しないはずだ・・・と考えていました。
しかし実際は先だっての地震のせいで地盤が下がり、相対的に海面が上がったのでそれにつれて川の水面が上がり、排水路の排水が自然にできなくなっていたのでした。台風15号のときのように排水路の排水を排水機場のポンプで行わなければならなくなったということみたいです。
この分だと台風のたびにまた土嚢を積まなければならなくなるかもしれませんね・・・
ちょっと上流から水が流れ込んで用・排水路の水位が上がると自然には抜けず、昼間の間、数時間ポンプを回さなくてはいけなくなってしまったのだそうです。氷はその人為的な水位の変動の過程でできたものでした。
不思議に思った氷は不思議でも何でもない原因でできたものですが、いつもと違う異常を知らせていたのです。
今まではこうだった
そして冬はあまり変動せずに↑こんな状態でした。
それにしても何で地震で地盤が下がるのかな?
地盤が下がった原因を僕なりに考えてみました。大場町島地区プレートの下に大洗沖太平洋プレートが潜り込んでいて、大場町島地区プレートは地中に引きずり込まれ気味です。
地中に引きずり込まれている大場町島地区プレートは耐えられなくなって壊れて滑って地震を引き起こし、引きずられる力を解放し、どちらかというと海のほうへデロンと伸びてしまいます。もし、そうだったら丸まっていた背中が伸びた分だけ地面は低くなるはずです。
まあ、地震で揺すられたから地面が締まって低くなった・・・というのもあるんでしょうけど・・・どちらにせよ何の根拠もありません。
ついでに震災翌日の涸沼川の流れと田んぼの液状化をアップしておきます
こういう田んぼの液状化や地割れも、沖合に土地が引っぱられたことで起きたのかもしれませんね。このように地割れや液状化が起きると、田んぼの底が抜けちゃった状態と言ってよく、水漏れして水が溜まらなくなるのだそうです。