夏に行われた「ダイナミックフェァ2011」(JAグループ茨城の 農機・生産資材展示会)でみた、まだまだ続く色々なトラクターアタッチメントです。レーキ、ソイラ、ローター・・・etc 横文字ばっかりです。
こうやってみて見ると、農業機械の名前は欧米系「機械の機能系」と、田面ライダーV3やナントカ君のような「親しみやすい愛称系」の2種類に分けられそうです。
なんだろ?レーキって・・・と調べてみると、Rakeは熊手のこと。ぐるぐる回る熊手は散らかった草を集めて脇にきれいに寄せてくれる機械のようです。ということは回転式草集め機?さらにあるメーカーのサイトを見てみると・・・以下引用
1.ストレートタインに比べ地上高を高く確保できます。これにより大きくふわっとしたスワースを作りだします。
2.作物はローターの外の向かって押し出されますので、綺麗なウインドローを形成します。
3.タイン角度が綺麗な集草と地面との接触を最小限に抑えることを可能にします。
もうついていけません・・・
スタブルカルチ?カルチはきっとカルチベーションCultivationからきてるんでしょうけど、スタブルとは?yahoo翻訳でスタブルって入れてみると、Studio bulldogですって! え?なにそれ・・・と、Studio bulldogをさらに翻訳すると「私は、ブルドッグを研究します」・・・「ブルドックを研究しつつ土を起こす機」・・・う〜〜〜ん何だか哲学的。謎だ。
ソイル?soil?ということはsoiler?yahoo翻訳にかけてみると、「土人」ってそれはないでしょ!なんかオフロードバイクで走り回ってて泥だらけになった時に使うような気がしたけど、辞書を引いてみると土を耕すとありました。と、いうことは超土耕し機かっ!
そういえばこのロールベーラって?・・・ちゃんとウィキペデイアにありました。
ベーラー(Baler)は農業機械の一種で、刈取って寄せ集めた干し草や藁のような作物を圧縮して梱包し、トワイン(twine)で結束するために使う梱包機械である。
成型する梱包の形状と大きさによって、いくつかの異なったタイプのベーラーが使用される。一般的にベーラーはトラクターに牽引されてそのPTOの動力によって稼動するが、エンジンを搭載した自走ベーラーも存在する。
また、資源リサイクル施設等に設置された産業用梱包機もベーラーと呼ばれる。梱包機は主としてプラスチックや紙、ダンボールを圧縮梱包してリサイクル施設に輸送するために使う。
おっと、yahoo翻訳ではそれらしいのが出てきました。「荷造り人」だそうです。ということはロール状荷造り機
これはわかります。「小さな収穫機」 イモを掘って選別して箱に入れるのまでやる機械だそうです。しかし別名「ポテカルゴ」・・・でました! わかりやすいネーミング「親しみやすい愛称系」。イモを選別して箱詰めするから積み荷のカーゴと、その形がカタツムリみたいだから、エスカルゴとかけてポテカルゴ!
多分あってます。
写真がたくさんで下へ長くなってしまうので畳んでおきます。
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これも調べてみました。綴りはflail mowerのようです。同じくyahoo翻訳にかけてみると、殻ざお刈り取り機。草刈り機は草刈り機みたいですが、またイイカゲンなこといってんじゃねえゾ・・・と、殻ざおを調べてみると・・・あったんですウィキペデイアに・・・
唐棹
(からざお/ からさお:殻竿とも)は日本の農具の一種で、麦や大豆など、穀物の脱穀作業に使用する道具。唐竿、連枷、くるりなどとも呼称する。長い竹竿の先端に、回転する短い棒を取り付けた形状をしている。この竿を持ち、むしろの上に広げられた穀物を、短い棒を回転させながらたたき、脱穀する。このような脱穀方法を、千歯扱きなどの「梳き」に対して「打穀」と呼ぶ。
この唐棹による脱穀は、稲や麦だけでなく他の作物にも幅広く応用できたので、世界各国に数多く似たようなものがある。
西洋では唐棹状の農具を元にしたフレイルと言う打撃武器が開発され、甲冑を身に纏い、剣では有効な打撃を与えることが難しい重装騎兵に対する対抗手段として大いに普及した。沖縄のヌンチャクも、唐棹をもとに考案されたと言われている。
う〜ん・・・唐棹みたいなヌンチャク状打撃武器に似ている草刈り機・・・ですか?欧米にも「ナントカ君」みたいな愛称系、あったのね。
ここで少し安心してもらいましょう
これは安心してください。「カドヌール」です。カタカナなのがイマイチですが、「角塗る」というのも商品名が文章に埋もれちゃいますからね。
こちらもストレートに「アゼローター」だそうです。
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OPさん
さすが本職、詳しいですねえ
>こっちで使ってる機械をそのまま小さくした感じで面白いです。
>しかしながら値段は決して小さくないですね!驚きました!
たしかに、模型とかミニュチュアなイメージなのかもしれません
でも精巧なミニュチュア、しかも使えるとなれば決して安くないはずですよね?
建築や家具の美術館「ヴィトラデザインミュージアム」内で展示されている椅子の1/6オモチャ(?)
http://www.design-museum.com/Miniatures-Collection/
これなんか486ユーロ!
欲しくなるようなものは高いっ!
もちろん本物はもっと高いっ!
こっちの展示会は畑仕事が落ち着いてくる11月からです。
こっちで使ってる機械をそのまま小さくした感じで面白いです。
しかしながら値段は決して小さくないですね!驚きました!
写真のスタブルカルチ(スガノの商品名)はチゼルプラウの事です。荒耕し用です。下のスターの爪も同じ役割です。こっちでは道央農機製品のOEMでした。浅くしか使わないならどちらも大差ないと思います。深く、且つ高速で作業するならより地上高の高いスガノをオススメします。チゼルは差せば差すほど盛り上がる土が増えて詰まりやすくなるからです。
ニプロのモアは自分も欲しいです!畑の廻りの草を刈るとき仮払い機より断然早くてキレイになります。