田んぼの脇で小さな平べったい白い花を見つけました。花は小さいのになんだか実の集合体はすごく大きくて、未成熟だと思うのですが、緑のヒマワリの種みたいなものがぎっしりと詰まったメロンパンみたいな実がついています。
調べてみると、除草剤のパンフレットに載っているような田んぼの困った雑草のようですが、とてもかわいらしい名前が出てきました。タカサブロウかアメリカタカサブロウじゃないでしょうか?迷っているけれど、四分六でアメリカのほうに転びそうです。
ウィキペディアで見てみると
タカサブロウ
タカサブロウ(高三郎、学名: Eclipta thermalis)は、キク科タカサブロウ属の一年草。水田雑草として多く見られ、その他湿気の多い土地に生える。
高さは数10cm。茎はやや柔らかく、節ごとに葉を対生する。
葉は楕円形で、時にごく粗い鋸歯があり、柔らかいがやや厚みがある。粗い毛があって表面はざらつく。
頭花は夏に咲き、径1cmほどで、その割に高さがない円盤状。外周の舌状花は白く、内側の筒状花は黄緑色。果実(痩果)は3-4稜形で、両側に翼がある。
花が円盤状で周囲を舌状花が縁取り、果実には綿毛がなく、碁盤の目状に平面に並ぶ様子など、小さいヒマワリを思わせる形態をしている。分布
日本の本州以南、朝鮮半島、中国、東南アジア、南アジアに広く分布する。日本のものは史前帰化植物ともいわれる。
利用
旱蓮草(カンレンソウ)の名で漢方に用いられる。また、インドのアーユルヴェーダでも用いられる。
アメリカタカサブロウ
現在、日本では南米原産の帰化植物であるアメリカタカサブロウ Eclipta alba も多い。これはかつてタカサブロウと同種とされていたが、種子に翼がない、茎が直立せず基部が這う、葉が細いなどの違いがあり別種とされている。
名前に「アメリカ」がつくものに出くわす確率が多くなっているような気がします。「アメリカ」といっても必ずしもアメリカから来た帰化植物とか、最近やってきて流行ってます・・・というものとは限らない印象で、どちらかといえば「今あるものと違うんだよ」・・・というようなニュアンスに感じます。
それにしても、今あるものが無くて、アメリカばかりになるのはさびしく感じます。(今あるものを実際には知らないんですけどね)
植物のライフスタイルもアメリカナイズされてきているってことなのでしょうか?