シャジクモの仲間(だと思う)

シャジクモ
田んぼの底にこんなのが生えてました

田んぼで赤虫を見ていたら、水の底に草?が生えているのに気がつきました。草刈りをしてスギナが田んぼに落ちちゃったのかな・・・と思ったのですが、ちょっと違うようです。

底のほうに ポッ ポッ と生えているのがシャジクモ
底のほうに ポッ ポッ と生えているのがシャジクモ
もっと大きくなるとこのような感じ
もっと大きくなるとこのような感じ

調べてみると、シャジクモ(車軸藻・・・なんで車軸?)に一番近いように思います。ウィキペディアのシャジクモのページには、

世界中に分布する。日本でも比較的普通に見られる種とされるが、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧II類に指定されている。

とあります。

絶滅危惧II類

普通に見られるが、絶滅危惧種・・・なんだかよくわかりませんが、トノサマガエルもレッドリストによれば準絶滅危惧種だそうですし、とにかく普通って永遠じゃない。ある日突然、普通が吹っ飛んじゃうことは先の地震で僕たちも経験したことです。

島地区の体制整備構想(案)でも少し触れたのですが、普通が普通でなくなったとき、普通に戻すにはものすごいコストがかかります。(普通ばっかりで読みにくくなってます)なるべく普通のうちに、気にして手当てしたほうが後々楽ですよね。

また、同じくウィキペディアの車軸藻類のページには、

細長い茎や葉に見える部分の節の間が、それぞれ一つの巨大な細胞(節間細胞)で構成されている

と書いてありますので、見た目はスギナに似ていても、作りは全く違うことになっているみたいです。

拡大したシャジクモ
よく見ると、ちょっと海藻みたいでおいしそうです。この一つの葉っぱ?が、一つの細胞なんですねえ

眺めていると、このシャジクモの芽を盛んにタニシが食べています。そのタニシは何かが食べるのでしょう(鳥?ヘイケボタル?)ミジンコがいて、赤虫がいて・・・ごく狭い、田んぼの水の中でもそんな輪っかを見ることができます。

タニシがシャジクモを食べています
タニシがシャジクモを食べています

田んぼの水の中の輪っか、畦道の輪っか、木々の輪っか・・・etc。そんな小さな輪っかが、たくさんつながっているから、あちらを立てればこちらが立たず。ちょっと何か動かせば他に影響がでてきます。

そんなとき、それぞれの利害を調整する機関があればいいですよね。生き物民主主義の中に、生き物議会とか、生き物裁判所とかを作って、構成員の代表に出ていてもらって、利害を調整するなんてどうでしょう?・・・おとぎ話ですかねぇ・・・

島地区の植物の記事へ
島地区の植物の記事へ

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“シャジクモの仲間(だと思う)” への5件の返信

  1. ヒヤマさん コメントありがとうございます!

    シャジクモの生息場所の調査とはいったい・・・???
    ここでは何ですから、さしつかえなければメールで詳しく教えてください
    info@mito-city.comです
    よろしくお願いします!

  2. 突然の書き込み、申し訳ありません。
    現在、水戸市内でシャジクモの生息場所の調査を行っております。
    ネットで検索しこのページに出会いました。
    よろしければ、詳しい場所等をお知らせ頂けると幸いです。

  3. ありがとうございます。
    震災後、市の要請により道路・公共施設
    の災害復旧をボランティアにておこなっておりました。
    およそ2ヶ月にわたる期間 普通の生活に戻りたい と思ってました。
    復旧作業の皆さんがんばってください。

  4. N市民さん
    コメントありがとうございます!
    きのうと同じ今日がくるってすっごくいいなあ・・・って
    そのとき思いましたよね?
    何とか今もそう思えていますが
    もしかすると時間が経てばそういうことも薄れていってしまうのかなぁ

  5. 普通が普通でなくなったとき、普通に戻すにはものすごいコストがかかります。

    重い言葉ですよね。
    先の震災にてよく実感いたします。

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