投稿日: 2018年10月14日80年代の虹。クボタ RAINBOW S1-600SD「田植機考古学」 訪問客の少ない休みの日には、見に来る人のさらに少ない田植機の話を・・・ 年に1回しか使われず、泥水をすすって痛みも早く、若干そのスタイルもトラクターに比べて美しくない・・・そのためかどうなのか、早々に解体され忘れ去られてしまう田植機の情報はとっても少ないです。 そんなかわいそうな田植機の情報を記録しようという「田植機考古学」は、今日のように雨模様の暗い日曜日にふさわしいです。 田植機はトラクターに比べて情報が少なく、僕にとってみればどこを掘っていいかわからない暗黒大陸です。それだけに、当社比で何かを見つけたときは手柄を独り占め感があります。 クボタの田植機6条植え、バブルの空にかかった虹、S1-600SDです。その虹も解体屋さんの敷地の中ではなく、外の塀沿いに並べられているというか放置されているというか・・・いかんいかん・・・雨模様の暗い日曜日のせいでしょうか、雰囲気も暗くなってきました。 RAINBOWは林寛子さんの春風の次に構築されたラインナップです。 農研機構で調べてみると、クボタS1-610Rが1990年の登録、クボタS1-800RUDMが1989年の登録で80年代のものには間違いなさそうです。 さらに調べてみると、クボタの取扱説明書があることがわかりました。 この取説に、昭和61年8月(1986年8月)の日付でS1-600HDの田植機検査成績表が載っています。ですから、きっと80年代中頃のものなのでしょう。 今気がつきましたが、田植機としてカタマリ感があり、ムダがない、まとまりのあるデザイン。トラクターに通じるものがあります。いいじゃないですか!レインボー! 超フラットのインパネが面白いです。ラインの色合いも好みです。 今気になることはこのときも気になったようで、ちゃんと写真を撮っています。この「昔から見た未来的表現」の計器、もしかしてマーカーのラインから外れたら警告してくれるのだろうか・・・まさかねえ・・・ S1-600SDはクボタGS280-PBN 空冷4サイクルガソリンエンジン 5,5馬力/1800rpm (最大7.5馬力)SDとHDの違いはタイヤの違いとパワステの有り無しのようです。(SDはパワステ付き) ボディは金属なんですね! 解決はしませんでしたが、「なぜC?」と思って撮った写真。 共有:FacebookTwitterPinterestLinkedInメールアドレスいいね:いいね 読み込み中…