以前、コマツインターナショナルのトラクターを見ていて、ロゴの変遷が気になったことがありました。ちょっとだけ進展があったので書いておきます。
トラクターで気がついたこのマーク、実はコマツで使われたマークの中では一番といってよいくらい古いものでした。そして、ネットに散らばる画像を見比べてみて以下のような変遷の仮説を立てたのでした。
詳しい経過は『コマツロゴの変遷2』で!
そうしたところ、コマツの元ブランド担当者の方に「コマツロゴの変遷」という画像を送っていただきました。つまり、決定版ということです。これはコーフンしますよね!
こうやって見ると、当初1993年あたりから使われていたか?と想像した現行のロゴは、1991年に切り替わったと見てよいでしょうか? そしてかわいらしい「小」を模したマークは、画像の検証では1970年あたりからと思っていましたが、実際には1968年からのようです。
なによりも松葉の家紋風マーク、これは戦前3種、戦後1種と4種類もあったというのにはビックリ。
家紋というものがそもそもそういうものなのかもしれませんが、「お家(会社)」というものの中で結束し、それを世に知らしめる。そして戦場(市場)では恐れを持って迎えられるようなものだとしたら、ちょうど松葉の家紋風コマツロゴはそんな使われかたをしていた感じです。
しかしそれは昔のこと、だんだん見た人には親しみを、ユーザーには使う誇りを持ってもらえるよう、ソフトな方向へ変化して行った様(「さま」って読んでください)がわかるような気がします。
最終的にはソフト&シンプルということで、ロゴタイプとロゴマークが合体して現在に至っています。
さすが大企業です。ちゃんとこういう資料をまとめて残してあるんですねぇ・・・