メインとなる温湯消毒の機械はまるっきりフタのついたお風呂です。この中にカニを茹でるようなステンレスの籠が入っていて、その中に4袋の種籾の袋を入れるようになっています。
十分な余裕がまわりと下にあって、お湯がちゃんと巡るようになっているみたいで、この構造からも60度という温度を下げたくないんだ・・・ということがわかります。
注意書きが貼ってあります
注意書きが貼ってあります。読んでみるとまず大きく書いてあるのは「必ず乾籾(水分量15%以下)を使うこと」とあります。これも考えてみるともっともな感じです。
濡れているとその濡れた水を暖めることになるので、温度を上げるのに時間がかかりそうです。その間になんだか虫やカビや細菌は安全な所へ逃げ込んでしまいそう・・・やっぱり乾燥している所へ「ジュッ」と熱いお湯が一気に染み込めば逃げる間もなく殺菌してくれそうです。
スタートする前によくジャブジャブと籾を暖めてから籠に詰め込み、風呂のフタをして10分待つのだそうです。
それと、「1回の殺菌は規定量を厳守」とあります。どうしてもそこに詰め込みたくなるような大きなスキマがあるからなのでしょうが、きっと温度が下がってしまうのがイヤなのでしょう。スキマに詰め込むのも種籾の袋に余計に入れてしまうのも厳禁なようです。温度を60度に保つというのはとても大事なことのようです。
やっぱりお約束のネーミング
この名前を考えるのに相当頭をひねったでしょう・・・先人たちが残してきた田面ライダーV3、溝掘れワンワンなど数々の名前に追いつき追い越せというところでしょうか。
10分経ったら素早く冷す
そしてその後は?・・・なんと脱水機!
そのあとはなんと脱水機にかけます!一応専用の脱水機ですが、これは1槽式の洗濯機でも代用できそう・・・クボタとメーカーラベルが貼ってありますが、石井製作所という所で作っているのでしょうか?価格は¥57,750なり。
ざっとこういう工程で温湯消毒は行われているようです。