利根川下流河川事務所の浚渫船「利根号」撮りフネ?

相棒の「下総号」が2010年に廃船になってしまい、ひとりぼっちの「利根号」。何だか寂しげ。

昨日は仕事の合間を縫って出かけたのでその時見かけた船の写真を(以前もちょっとは船の写真を上げていましたよね)・・・

利根川沿いの「道の駅さわら」近くのドックに繋留されていた、浚渫船「利根号」。すごく間近で見られるので、ちょとコーフンします。
利根川沿いの「道の駅さわら」近くのドックに繋留されていた、浚渫船「利根号」。すごく間近で見られるので、ちょとコーフンします。
多分こっちが船首だと思うのですが、その船首に超巨大なリューターに付けるようなビットが付いています。
多分こっちが船首だと思うのですが、その船首に超巨大なリューターに付けるようなビットが付いています。
巨大ビット
巨大ビット
動いているところみたいですねぇ
動いているところみたいですねぇ
これの巨大版ですよね。
これの巨大版ですよね。
で、その超巨大ビットはちょっと離れたモーターにつながっています。
で、その超巨大ビットはちょっと離れたモーターにつながっています。
そのモーター。ドラム缶・・・というのは大げさですが、それに近い大きさのモーターです。
そのモーター。ドラム缶・・・というのは大げさですが、それに近い大きさのモーターです。
銘板部分、拡大したら何かわかるかと思ったのですが、惜しい! もうちょっと近づかなくてはいけなかったようです。
銘板部分、拡大したら何かわかるかと思ったのですが、惜しい! もうちょっと近づかなくてはいけなかったようです。

浚渫船、調べてみると「成田市立図書館デジタル資料 」というものを見つけました。

以前『昭和6年印刷大日本帝國陸地測量部五万分一地形圖による島地区のようす』で紹介した、スタンフォード大の膨大なデジタルアーカイブのスタートアップ版? すばらしい器ができて、そこへ「モノ」が入り始めたところといった感じです。

その中に富澤 庸祐(とみざわ つねすけ) アルバムというのがあって、利根川の浚渫船のことが結構詳しく描いてありました。
その中に富澤 庸祐(とみざわ つねすけ) アルバムというのがあって、ここに「利根号」の同僚船「下総号」の写真が載っています。このキャプションには利根川の浚渫船のことが結構詳しく書いてあり、利根号のことも少し触れられていました。

少し引用すると・・・

浚渫船は、河川、港湾、運河などの底面にたまった土や泥を掘り起こしたり、浚(さら)って取り去る作業船である。河川では、上流からの堆積土砂で川が浅くなり流量が確保できなくなることから、治水のために浚渫が行われる。浚渫する場所の土質、水深、地形などで船が使い分けられているが、利根川下流域のものは、ポンプ浚渫船である。浚渫された土砂は主に埋め立て工事に使われるが、川砂はコンクリートの骨材などにもリサイクルされている。

とあり、川底の堆積物をこのドリルで削り取ったり、ポンプで吸込んで吐き出したりして取り除く船なんですね。

あまり使われている・・・という感じではなく、船には草が生えていました。
あまり使われている・・・という感じではなく、船には草が生えていました。
いや、草どころか木が生えてる!
いや、草どころか木が生えてる!
ここにも木が!
ここにも木が!
絵が描いてあります。利根川の謎の恐竜、トッシーとか名前が付いていたりして・・・
絵が描いてあります。利根川の謎の恐竜、トッシーとか名前が付いていたりして・・・
国交省の霞ヶ浦河川事務所には「カスミザウルス」という軟泥浚渫船があるみたいで、やはりサイドには絵が描いてあります。もしかして、利根号のもトネザウルスなのかも!
国交省の霞ヶ浦河川事務所には「カスミザウルス」という軟泥浚渫船があるみたいで、やはりサイドには絵が描いてあります。もしかして、利根号のもトネザウルスなのかも!

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