いつもの春のパトロール(山編)

昨日はキャンプに行ってきました。連休は宿題が多くて何だか忙しい・・・今日も朝は時間がないので写真だけ上げて、夕方にでもキャプションを書きますね。

山はまだ寒く、焚火が楽しいです。熾きで料理もできるし、火を扱うのは想像力がいる仕事。
山はまだ寒く、焚火が楽しいです。熾きで料理もできるし、火を扱うのは想像力がいる仕事。

ヤマブキ

山吹色のヤマブキ。山はこの黄色でいっぱいです。
山吹色のヤマブキ。山はこの黄色でいっぱいです。

アジサイのような花

アジサイに似てる。花が咲き終わって枯れちゃったのか、それとも今咲いているのか、地味な色でよくわかりません。
アジサイに似てる。花が咲き終わって枯れちゃったのか、それとも今咲いているのか、地味な色でよくわかりません。

ホウチャクソウ

こちらはホウチャクソウ。近所のパトロールで今年は発見できませんでしたが、山で見ることができました。
こちらはホウチャクソウ。近所のパトロールで今年は発見できませんでしたが、山で見ることができました。

ウィキペディアによると

ホウチャクソウ(宝鐸草、学名:Disporum sessile)はチゴユリ属に分類される植物。

アジア大陸の東端(極東ロシア-東南アジア)全域に見られ、日本全国に分布する。雑木林などの樹間のひらけた場所に群生する。初夏に地味だが白から緑へのグラデーションが美しい花をつける。

チゴユリ

チゴユリ
花の色や葉、醸し出す雰囲気がホウチャクソウにそっくり。花の形が全然違うんですけどね。調べてみたらチゴユリのようでした。
チゴユリ
ホウチャクソウがチゴユリ属だそうなので当然似ているのでしょう。

ウィキペディアによると

チゴユリ(稚児百合、学名:Disporum smilacinum)はチゴユリ属の多年草。
東アジアの日本・中国・朝鮮にかけて分布し、日本国内では全国で見られる。落葉樹林の木陰に生える。高さ15-30 cm。球根はなく、白くてやや太い地下茎を持つ。花期は4-6月で、茎の先端に1 cmほどの白い花を一つ咲かせ、花後に黒色の液果をつける。

種子繁殖のほか、地上茎基部に生ずる地下茎により無性繁殖する。

花言葉は花言葉は「恥ずかしがりや」「純潔」などだそうですが、確かに下を向いて恥ずかしそうにしています。

エンレイソウ(多分)

エンレイソウ
大きな3つの柔らかそうな葉の中心によく見るとうつむき加減の花がついているのが見えます。調べてみたのですがエンレイソウに似てます。
エンレイソウ
花は紫ですが、ほとんど緑と言ってもいいくらいでかなり地味です。
エンレイソウ
どの個体の花も下を向いていてまともに写真が撮れません。

エンレイソウ
緑と小豆色。色の取り合せはおいしそう!

エンレイソウは、ユリ科エンレイソウ属に属し,日本のほぼ全土で落葉樹林の林床に生育する多年草だそう。画像で検索してもいろいろな色の花があるみたなので、この個体は「エンレイソウの仲間」といったほうがよいのかもしれません。

フデリンドウ(多分)

フデリンドウ
すごく小さい4〜5センチくらい。紫のきれいな花が咲こうとしています。アサガオみたいにツボミがねじねじ。
フデリンドウ
地面から数枚の葉ですぐ花。盆栽みたいでかわいいです。調べてみるとフデリンドウのようです。
フデリンドウ
ちょっと湿った平らな場所にポツリポツリと咲いていました。

ウィキペディアで調べてみると

フデリンドウ(筆竜胆、学名:Gentiana zollingeri )は、リンドウ科リンドウ属の越年草。

高さは5~10cmくらいになる。葉は対生し、形は広卵形で全縁、質はやや厚め。 ハルリンドウにはある根生葉はない。花期は4~5月で、漏斗状の青紫色の花を、茎の上部に1~10数個、上向きにつける。花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じている。

とあります。リンドウって「竜胆(竜のキモ)」って書くんだ・・・「曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じている。」というので僕の見たのは蕾ではなく閉じた状態だったのかもしれません。

コンロンソウ(多分)

ちょっともみじみたいな形の5枚の葉。花は白い菜の花みたい。コンロンソウだと思うんです。
ちょっともみじみたいな形の5枚の葉。花は白い菜の花みたい。コンロンソウだと思うんです。
コンロンソウ
コンロンソウはちょっと湿ったところが好きなようです。アブラナ科、タネツケバナ属なんですって。

ヤブニンジン(多分)

そのコンロンソウといでたちが似ているけれど葉の形がちょっと違う(パセリみたい)のはヤブニンジンではないでしょうか?
そのコンロンソウといでたちが似ているけれど葉の形がちょっと違う(パセリみたい)のはヤブニンジンではないでしょうか?
ヤブニンジンはコンロンソウと違い、セリの仲間みたいです。
ヤブニンジンはコンロンソウと違い、セリの仲間みたいです。

ウィキペディアで調べてみると

ヤブニンジン(藪人参、学名:Osmorhiza aristata )はセリ科ヤブニンジン属の多年草。

茎は直立し、長い枝を分け、高さは30-60cmになる。茎と葉の両面に毛がある。葉は長さ7-30cmになり、2回3出羽状複葉で、小葉は卵形になり、縁に鋸歯がある。

花期は4-5月。枝先に複散形花序をつけ、小花序に少数の白色の5弁花をつける。花序の下の総苞片はあり、小花序の下にある小総苞片は下を向く。果実は細長く、上部がふくれ、下部が細まり、隆条に上を向く刺毛がある。

パセリもそうですが、確かにニンジンに似ているといえば似ています。

クルマムグラ(自信なし)

車葎(クルマムグラ)だとすればアカネ科ヤエムグラ属。
車葎(クルマムグラ)だとすればアカネ科ヤエムグラ属。
クルマムグラ
ムグラ(葎)は、密生し藪をつくる草。荒地や湿地などに雑草として生える。ウグラ、モグラとも。 茎に刺が生えているものが多い(トゲナシムグラのような例外もある)。種子には鉤状の小刺があり、ひっつき虫となる。←ウィキペディアより

人が訪れず荒れ果てたさまを表すのにムグラの言葉が使われるんですって。

マムシグサ

マムシグサ
10センチほどしかないのに葉っぱ2枚と花まで咲いてる盆栽みたいなマムシグサ。

ニリンソウ

水辺に咲いているおなじみ「ニリンソウ」
水辺に咲いているおなじみ「ニリンソウ」

ウィキペディアで調べてみると

ニリンソウ(二輪草、学名:Anemone flaccida)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。春山を代表する花のひとつ。

深く裂けた根生葉を持つ。茎に3枚が輪生する葉には、サンリンソウのような柄はない。3-6月に、白い萼片を持つ直径約2 cmの花をつける。多くは1本の茎から特徴的に2輪ずつ花茎が伸び、和名の由来となっている[1]。まれに1輪や3輪のものもある[1]。根茎で増えるため、群落を作ることが多い。別名が、「フクベラ・ガショウソウ」

ニリンソウ・・・春山を代表する花なんだ・・・

ノミノフスマそれともミヤマハコベ?

ハコベの花に似ているけどもっと大きい(直径1センチくらい?)のシャープな白い花。薮の中でもエッジが立ってよく目立ちます。ノミノフスマじゃないかなって思います。
ハコベの花に似ているけどもっと大きい(直径1センチくらい?)のシャープな白い花。薮の中でもエッジが立ってよく目立ちます。ノミノフスマかミヤマハコベじゃないかなって思います。
とにかくハコベの仲間。ポツリポツリと直立して咲いています。
とにかくハコベの仲間。ポツリポツリと直立して咲いています。

ラショウモンカズラ

花の形と色からシソの仲間は間違いなさそう。特長は花が縦に並んで咲くこと。これはおもしろい・・・調べてみるとこういう咲きかたをするシソの仲間はそんなになく、ラショウモンカズラじゃないかと思います。
花の形と色からシソの仲間は間違いなさそう。特長は花が縦に並んで咲くこと。これはおもしろい・・・調べてみるとこういう咲きかたをするシソの仲間はそんなになく、ラショウモンカズラじゃないかと思います。
ラショウモンカズラ(羅生門葛)・・・それにしてもすごい名前。
ラショウモンカズラ(羅生門葛)・・・それにしてもすごい名前。

ウィキペディアで調べてみると

ラショウモンカズラ(羅生門葛、学名: Meehania urticifolia )は、シソ科ラショウモンカズラ属の多年草。

茎は直立して高さは15~30cmくらいになり、花後、地上を這う走出枝を出す。葉は対生し、形は三角状心形で、葉の縁は鈍い鋸歯状になる。

花期は4~6月で、唇形の鮮やかな紫色の花を、2~3個のまとまりになって数段につける。花の付け根につく包葉は、最下のものは葉とほぼ同じで、上にゆくと小さくなる。萼片は花より濃い赤紫色で花後も目立つ。

名前はこの花を、渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てたものとされる。

羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕ですか・・・確かにカニのツメが縦に並んでいるようでもあり、鬼女の腕を見たことはありませんが、袖口から先の腕というか手首に見えないこともありません。

これが群生しているわけですが、鬼女の手首がこちらに向かって突き出されていると考えると何だか不気味に思えてきてしまいます。

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“いつもの春のパトロール(山編)” への2件の返信

  1. noraさんどうもお久しぶりです
     今朝の散歩でいいものを見つけたので、お知らせです。

    名前はキンラン、地生の蘭です。私自身これほど良い状態で見るのは40~50年ぶりです。興奮しました。

    キンランは生きた広葉樹の周りに、テングタケなどが菌輪を作りその菌から養分をもらい生育する珍しい蘭です。ですから鉢に入れても生育しません。白い花の咲くギンランも見た記憶があるんですが、ギンランの方が菌依存性が高くおそらく絶滅したと思われます。

    場所はウラシマソウの坂を上り、トンネルを抜け左の側道を数十mのところ、捨てられた珈琲缶が目印です。
    斜面に20株、柵の外に2株あります。

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