カラスとトンビと、小型の猛禽類が三つどもえで高く上がっていくのを見ました。何か気に入らないことでもあったのか、カラスがその小型の猛禽類を追いかけているるようです。
トンビより一回り小さいが、カラスよりは一回り大きい。見上げた角度の広げた翼は白く、おなかを横断する黒っぽい帯の他は白、鳥の手羽先の部分?だけは黒っぽく、同じく白っぽい尾っぽは短かめ。ノスリじゃないかと思います。
このノスリと思われる鳥にしても、トンビにしても、よく晴れて穏やかな日に、高く高く青空に付いたホコリくらいに高く上がっているのを見ることがありますが、一体どういうことなのでしょう。
カラスも高く上がりますが、猛禽類のホコリ大に対してだとせいぜい小枝くらいに見える高さにまでにしか上がっていません。エサを穫るため、探すために上がっているとすれば猛禽類のほうがカラスより目が良いことは想像がつきます。しかし、見つけたところで、そんなに高く上がっていては降下する時間がかかりすぎてしまい、獲物に逃げられてしまうか、より低い高度にいるカラスに先に奪われてしまいそうなものですが・・・
ウィキペディアによると
ノスリ(鵟、学名 Buteo japonicus)は、鳥類タカ目タカ科ノスリ属の1種である。別名糞鳶(くそとび)。
従来、ノスリ属の模式種ヨーロッパノスリ Buteo buteo などと同種とされていたが、2008年の分子系統により別種と判明した。
別名糞鳶(くそとび)ですか・・・またそれは何で・・・
同じような大きさでもやっぱりカラスと猛禽類は違うんだな
三羽で上がり始めたのを見てからカメラを取りに戻って写真を撮ったので、撮影中は気がつかなかったのですが、こうやってみて見るとカラスは攻撃の意思があったせいもあるのかもしれませんが、足が全く見えないノスリやトンビに比べてランディングギアである足を上手に引っ込めていません。
滑空性能という点からすれば滑らかなボディのほうが性能は高いはずですから、カラスは風に乗って滑空するのに特化はしていない感じ、一方猛禽類は飛び上がって風に乗った状態では足が見えることはないので、グライダーみたいに滑空性能は高そうです。そういえば、羽ばたく回数もカラスのほうが断然多いです。
それでも専門家である猛禽類と同じくらいの高々度も飛行でき、意外と小回りも効くし、たくさん羽ばたく強力なエンジンを持っていて、雑食で集団での行動も可能なカラス。変化の激しい昨今、各方面の専門家ではないけれど、色々な任務をそこそこにこなすことができ、燃料の種類を問わないるカラスみたいな鳥は生き物の活動が少なく、食べ物の少ない冬でもなんとか生きていけそうです。
食事に関してはカラスよりうるさそうな猛禽類たちなのに、エサの少なそうな冬の間に多く見かけるのは不思議です。こっちのほうは生きていけそうな感じがしないです。もっと食べ物がたくさんある暖かいほうに行くという選択肢はないのでしょうか? それにしてもこの人たち、全くかみ合っていないですねえ。