提灯みたいな形の不思議な薄桃色の実?が、たくさん成っている木を見つけました。そんなに背が高くないのでこぼれた種かなんかから芽を出して、勝手に生えているんじゃないかと思います。調べてみると、マユミじゃないかなあ・・・と思いました。
ウィキペディアによれば、
マユミ(檀、真弓、檀弓、学名:Euonymus hamiltonianus Wall.)とは、ニシキギ科ニシキギ属の木。別名ヤマニシキギとも呼ばれる。
概要:落葉低木、または小高木。雌雄異株。葉は対生で細かいのこぎり歯(鋸歯)があり、葉脈がはっきりしている。1年目の枝は緑色をしている。近種のツリバナは新芽が鋭く尖っているが、マユミの芽は丸々としている。老木になると、幹には縦の裂け目が目立つ。花は初夏、新しい梢の根本近くにつく。薄い緑で、四弁の小花。果実は枝にぶら下がるようにしてつき、小さく角ばった四裂の姿。秋の果実の色は品種により白、薄紅、濃紅と異なるが、どれも熟すと果皮が4つに割れ、鮮烈な赤い種子が4つ現れる。
利用方法:材質が強い上によくしなる為、古来より弓の材料として知られ、名前の由来になった。この木で作られた弓のことや、単なる弓の美称も真弓という。和紙の材料にもなったが、楮にとって代わられた。現在では印鑑や櫛の材料になっている。
新芽は山菜として利用される。天麩羅やおひたしなどに向く。なお、種子に含まれる脂肪油には薬理作用の激しい成分が含まれており、少量でも吐き気や下痢、大量に摂取すれば筋肉の麻痺を引き起こすため、種子や種は食べてはならない。
確かに木は柔らかそうで、枝も妙にしなっているので弓の材料に使えそうな感じがします。真弓といえば、日立の山に真弓山という山があって、そこに真弓神社という神社があったなあ・・・と思って、こっちも調べてみると、日立ではなく、常陸太田でした。
茨城県神社庁のページで調べてみると、源義家が陸奥を平定の折に、ここへ寄って弓を八張奉納したからとか・・・マユミがいっぱい生えているから真弓山で真弓神社というわけでもなさそうです。
もしかしたら、明治まではこのあたりに真弓村という村があったそうですから、その関係かもしれません。神社が先か、村が先かはわかりませんが・・・
以前の土地の記憶の話は続いている感じです。昔の地名を合併などで無くしてしまうのなら、誰もがすぐ、歴史とともに取り出せるようにWEBサイトなどにまとめておいて欲しいです。