↓昔の産地から引用
「昔の島地区は茅や葦の産地だった」(詳しいいきさつはこちらを見てくださいね)という記事で、「島茅(しまがや)」(この字が当てられるのかどうかはわかりませんが)という茅葺き屋根の屋根材が生産されていたと書きました。その「島茅」を自分なりに探してみた・・・その2です。
葦(アシ・ヨシ)です
あちこち見ていると、まずヨシはあたりまえのように見られます。しかし、ヨシは別にヨシズを編んだりするのに別に刈ったそうなので、これではない。
ススキです
次に目につくのはススキ。ネットで調べてみるとススキは広く屋根材として使われているので、ススキでも良いはずなんですが、「ススキは長持ちしないが、「島茅(しまがや)」は長持ちする」との証言もありましたので、これではない。
で、僕なりに「これではないかなあ」と思ったのがこれ、オギ(荻)です。
ウィキペディアによると
オギ(荻、学名:Miscanthus sacchariflorus)とはイネ科ススキ属の植物の一種である。
草丈は1~2.5m程で、河川敷などの湿地に群落を作る身近な多年草である。日本全国や朝鮮半島、中国大陸に分布している。葉は40~80㎝と長く、幅は1~3cm程度であり、中央脈がはっきりしている。花期は9~10月、穂は25~40cm程であり、小穂が多数互生している。茎は硬くて節を持ち、つやがある。
ススキに良く似ているが、オギは地下茎で広がるために、株にならない。また、ススキが生えることのできる乾燥した場所には生育しないが、ヨシよりは乾燥した場所を好む。穂はススキよりも毛が長くて白く、柔らかい。
かつては茅葺の屋根の材料として広く用いられていた。
ススキの仲間なんですね。どうりで似てると思った。似てはいますが、ススキより穂が大きくふわふわの毛があります。そして背が高く、ある程度の材料の長さも揃えられそうです。
荻とススキの穂の違い
引き続き探索するとして、短期的に僕はこのオギを「島茅(しまがや)」としたいんですが、Mさんkobbasanさんどうでしょうか?(背は低めとの証言はありましたが、しょっちゅう刈っていればこれより低くなりそうなので・・・)
他にもスゲなども屋根材として使用されたそうですが、ちょっとこれは目に入りませんでした。また、「シマガヤ」で検索すると、霞ヶ浦特産の屋根材として出てきます。この「シマガヤ」はクサヨシの班入りであるとの記述も見られます。
音だけの話なので、水戸市大場町島地区の「島茅(しまがや)」が、霞ヶ浦特産の「シマガヤ」と同じ物なのか、また、クサヨシの班入りである「シマガヤ」と同じ物なのかわからないですよね。昔のことなので写真もないし・・・引続き気にしてみていたいと思います。なにか気がついたら情報をお寄せください。よろしくお願いします。
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うんのまろうさん
おはようございます
あっ!ほんとです!荻の窪でしょう・・・きっと
へええ・・・興味深いなあ 本当に想像できないけど
えーっ、荻ってこんな植物だったとは!
昔、荻窪の学校に通っていたので漢字は識別できます。なので萩よりひどく地味な植物と知ってガッカリです。
そういえば荻窪には善福寺川が流れているから、きっと荻の窪だったのだろう。想像できないけど。