ツバメは夏鳥として知られていますが、船員だった義理の父に聞いた話では、渡りの途中なのか、嵐の時などはそれを避けるため、ツバメが洋上を航海している船に避難してくる時があるそうです。その時は、船のありとあらゆるところにビッシリとツバメがとまって、それはそれはにぎやかなのだそうです。クリックで拡大します。
この前日はまだちゃんと巣に納まっていたんです。
しばらく産まれた家で遊んでから外へ出て行きます
↑ 動画(44秒)画面クリックでも再生します。
ツバメのヒナが巣立ちました。マンガに書いたように、今までもそうでしたが、これからも大変な危険や困難が待ち受けています。それでもツバメである以上、これを真正面から受けていかなければならず、それを避けるすべはありません。
ツバメの巣立ちと待ち受ける困難
ヒナの巣立ちを知ったのは、警戒の「ツビッツビッ」という鳴き声が盛んにしたからでした。地面にキモチ良さそうに寝転がっているネコに、威嚇のフライバイを仕掛けています。また何かやったんだな・・・と見に行ってみると・・・
のおおおおおおお〜〜〜っ!な、なんてことを・・・さっそくこれかよ!撃墜したヒナをネコが食ってます。
左がヒナ、右は親です。親がちゃんと飛行訓練まではやってくれます。
こちらも左がヒナ、右が親です。ヒナは甘えた感じで親のほうを見ていますが、親はどちらかと言うと冷たく、知らんぷりな感じなのが写真からわかりませんか? ヒナは、これから何でも自分だけでやっていかなければならないのです。
ここでも微妙な距離をとって、右が親、左がヒナです。ヒナは常に親のほうを向いています。
ゴメンよ脅かすつもりはないんだ。そこからは外に出られないよ。窓だもん。
そっちからも出られないってば!
2日後、ヒナたちは全員外に出て、親たちの家へ行きました。あ!言い忘れましたが、ツバメの親は家が別にあって(多分野外だと思う)、ヒナを育てるために早朝から巣に出勤してきていたのです。
卵を温めている時は泊り勤務でずっと巣にいますが、それ以外は朝来て、夕方帰るという規則正しい生活です。現在は、何をするってわけではないのですが、巣立ったヒナたちも早朝出勤してあたりをぶらぶらしています。
うまくいけば、ツバメたちが日本から出国する9月頃までに、あと何組かここからヒナが旅立つかもしれません。
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