ここのところ米作りもも動きがなく、内容も少しばかり農業や自然から離れているかもしれませんが、動きがあるまでのつなぎということでご容赦ください。
さて、毎年楽しみにしているのがこれです。北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)によるサンタクロース追跡サイトのNORAD Tracks Santaです。日本語版もあります。
NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)はwikipediaによると,北アメリカ航空宇宙防衛司令部(きたアメリカこうくううちゅうぼうえいしれいぶ、North American Aerospace Defense Command)は、アメリカ合衆国とカナダが共同で運営する統合防衛組織で、北アメリカ(アメリカ合衆国とカナダ)の航空や宇宙に関して観測または危険の早期発見を目的として設置された組織である。通称ノーラッド(NORAD)。24時間体制で人工衛星の状況や地球上の核ミサイルや戦略爆撃機などの動向を監視する。近年ではスペースデブリの監視も行われている。とあります。
その北アメリカ航空宇宙防衛司令部が毎年、50年間にわたって真剣にサンタの追跡を行っているのです。どういういきさつかは後で述べるとして、現在はこんな感じです。
去年のオープニングムービー
http://www.youtube.com/watch?v=RapJevrCKagいろいろと写真を集めたサイトもあります
どういういきさつで50年もサンタを追跡しているの?
あんまり並べるとトップページが重くなるので畳んでおきます。下の「続きを読む」のリンクをクリックして、下に開いてみてください。
詳しくはトラックスサンタのサンタを追跡する理由を見てもらうとして、忙しい人のためにまとめると、1955年に、コロラドスプリングスのある民間会社が、子供向けに「サンタへの直通電話」を開設したときの電話番号が、手違いでCONAD(中央防衛航空軍基地)の司令官のホットラインの番号だったのです。多分、非常事態に対処する能力が優れている司令官は(それが司令官の資質ですよね?)その時、優秀なテレフォンオペレーターとして子供からの電話をさばいたのでしょう。それが、1958 年、カナダと米国の両政府が「北米航空宇宙防衛司令部(通称 NORAD)」として知られる両国が共同運営する北米防空組織を創設した時に、サンタの追跡という伝統も引き継いだというわけだそうです。
NORADではどうやってサンタを追跡するのか?
これも詳しくはトラックスサンタのサンタの追跡方法を見てもらうとして、忙しい人のためにまとめると、「北米警戒システム」と呼ばれる NORAD のレーダー システムによる追跡、地球の上空約 36,000 km の静止軌道上にある人工衛星による、赤鼻のトナカイ「ルドルフ」の鼻から出ている赤外線信号の追跡、1998 年から使用している多数のサンタ カメラ、CF-18 戦闘機を操縦するカナダ NORAD のパイロットによるジェット戦闘機での追跡の 4 つの最新鋭システムでサンタを追跡するそうです。
NORADではサンタは実在するかどうか、50年の追跡の歴史を元に答えています
このサイトの結論はこうです。
多くの歴史的データと 50 年以上にわたる NORAD の追跡資料から導き出される結論は、サンタクロースが実在して世界中の子供たちに心から愛されているということです。
僕もそう思います。それどころかNORADのコマンダーたちに限らず、大人たちにも愛されています。
サンタクロースは子供たちが思うような形をとっているかどうかわからないし、商業主義に毒されているかもしれない・・・しかし、確かに長い間こういうお祭りというか、言い伝えというか、希望が今も存在している事自体がその照明になっていると思うのです。ですから、自分の子供に「サンタっているの?」と、聞かれたときは、「君たちの思っている形かどうかはわからないけど、間違いなくサンタクロースは存在しているし、その証明だってできる」と答えています。その証明の一つはNORADのサイトですし、宗教の違う日本の子供たちだって信じているというのもその証明になり得ます。そのように・・・これはもう本当に心の底からそう答えています。
公的機関が行っていることがミソなのですが、事業仕分けだったら費用対効果が測れないと廃止になってしまいそうな事業です。ですから存在すること自体奇跡ですが、サンタを待っている子供たちがいる限り、いつまでも続くことを願ってやみません。