人的通販 物的通販

人的通販の絵
購買活動にはモノを買う時とモノ+人を買う時がある?!

よくよくチェンソーの調子が悪くなって、丸太の玉切りでイライラするのがめんどくさくなってきました。もういいかげん中古はヤメにして新品を買おうと思ったのですが、さて、イザ買おうと思うとどれを買ったらいいかわかりません。すぐ壊れたり使えなくなるのはイヤなのでホームセンターで買うのははなから除外です。ハスクバーナは欲しいけど、どこでどの品番を買うのかも問題です。

そこでいつも単車でお世話になっている北海道の先輩に電話。用途を告げると、「おすすめは8万くらいのヤツだけど、安いモンで良いと思うよ。やっぱり一番ダメなのは使わないってことだよね」との返事。「じゃ、なんか見繕ってください」と言うと「明日送るわ」この間1分ほど。なんて簡単な通販なんだ!!

この間、どんなメーカーのどんな品物か、いくらなのか、支払い方法など、何の話もしていないんです。でも、なんだか気持がいい。この方、僕の懐具合も性格もチェンソーの用途も良く知っているし、住所も知っています。もちろんチェンソーも販売し修理もしているので知識があります。僕はチェンソーは使うけれどほとんど知識がありません。

この会話の後でチェンソーに使う混合燃料に二輪車用のオイルを使っちゃダメだとか(僕がどんなことをやらかすか知ってるわけです)、ガソリンスタンドで作ってもらう燃料もダメだとか(汎用エンジンや2サイクルエンジンのバイクはチェンソーに比べて低回転なのでメーカー指定のオイルを使わないとダメなのだそうです)教わって、「じゃあオイルも荷物に入れとくわ」だそうです。

チェンオイルは何使ってるの?と聞かれて、ホームセンターで安いチェンオイル買って使ってる・・・と答えましたが、ウソです。ホントは単車のオイル交換をした廃油を使ってるんです。(なんだか怒られそうだったので・・・)ですが、新しいのがやってきたらちゃんと安いチェンオイル買って使うつもりになったので、大きなウソにはなっていないと思います。(ユルシテ!)

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モノは壊れなくて気持よく使えさえすれば何でもよかったわけですから、これってつまり人を買う、その人のセンスを買うという事ですね。もちろん、センスを見られるわけですから、頼まれたひとはプレッシャーで迷惑な上に儲かりません。でも、買うほうは安心です。

製品を作るメーカーは、製品の質やブランドイメージを高め、商品かメーカーを指名買いしてもらおうとしています。その場合、安ければどこで買ってもいいわけですが、やはり本物を見ぬく目が必要です。見抜く目って、やっぱり授業料を相当払わないとできてこないでしょう。その商品知識がないのなら、口コミサイトなんか頼らず、さっさと知ってるプロに見繕ってもらうのが早いと思いました。

そう言えば、マウンテンバイクも右のリンクの自転車屋さんでそうやって買ったんだっけ、(中古ですけど)このマウンテンバイクも過酷でずぼらな使い方にも関わらず10年?(覚えてないので違うかもしれません)もノートラブルで使えてるんだから、こちらもプレッシャーがある上に儲からなかった典型ですね。逆に僕は大変助かりましたが・・・

逆に物的通販はこんな傾向になりがちかも

安けりゃ何でもいいというわけにもいきませんよねえ・・・
安けりゃ何でもいいというわけにもいきませんよねえ・・・

いつも自分おお客さんには「安い物は悪い物です。安くて良い物があるってのはおとぎ話なんですよ。」なんて言ってるんですけど、いざ自分が物を買う時は値段の魔力に負けそうになりますね。やはり持つべき物は先輩や友人や知り合いですねっ。

とにかくとにかく、どんな物がやってくるのか楽しみです。

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“人的通販 物的通販” への2件の返信

  1. Nさんおはようございます!

    今は販売する方も購入する方も一方向に偏っているのかもしれません
    この方法って高度なコミュニケーションが必要なのかもしれませんし
    儲からない形態なのかもしれませんが
    こういう売り方をしている人たちにぜひ頑張ってもらいたいですよね

  2. いい話だと思います。相手の希望する物を瞬時に判断して見繕う。見繕った物が、相手にとっても満足いくものである。
    そういうお客になりたいし、そういう販売元になりたいなぁと常々思ってます。

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