市民運動会のお昼ごはん

はじめまして、nora妻です。
今日は初めての投稿です。

管理人追記

おにぎりの絵
おにぎりの絵が事実に反するとクレームを受けたので書き直しました。実際には海苔もご飯も握りきれないくらい大きいそうです。大きいそうですって、自分も食べたんですけどね。なかなか人の苦労は実感できないという例なのではないでしょうか。nora

管理人追記終わり

先日、市民運動会の話題が出ていましたね。
この日の島地区のお昼ごはんは、お手製のおにぎりです。これがとてもおいしくて、普段は小食な我が家の子もこの日だけはびっくりするほど良く食べます。今年も自分の手には余るような大きなおにぎりをしっかり二つ食べていました。

このブログでもレポートされてきたように、農家の方々が半年間(田んぼの手入れ等も含めたら一年中ですね)かけて大事に育てた、それも穫れたばかりの新米ですからそりゃあおいしいですよね。

このおにぎりは『昼食当番』が用意します。毎年もちまわりで5軒ずつがこの役にあたります。当番は1升分のご飯炊いて集落センターに6時集合。持ち寄ったご飯を梅干しおにぎりと混ぜご飯おにぎりにするのですが、のりや梅干、混ぜご飯用の材料は地区の会計さんが用意しておいてくださいます。メンバーが集合すると、まずは混ぜご飯の具の調理にとりかかります。シメジをほぐし鶏肉を刻み(今年はミンチが用意されていたので刻む手間はありませんでしたが)だし・砂糖・醤油で煮付けます。この味加減はかなり重要なポイントなので、ベテランの方のやり方を見て味見もさせてもらいつつ味を覚えます。この味は不思議なもので、家で作ってみるとどうも再現できないのです。見て来た通り全く同じようにしているつもりなのに家族からは『島の混ぜごはんみたいに作って!』とダメ出しされます。どこがどうとはいえないのですが何か違うのです。いつかは『おお~!これこれ!』と子供たちに言ってもらうよう頑張らねば!。

おにぎりつくりの工程図
おにぎりつくりの工程図

さて、こうして混ぜご飯の具を煮ている間に梅干しおにぎりにとりかかります。ご飯茶碗で量を一定に量り、ラップを敷いたお盆にパカパカと小山を作り、梅干しを乗せ、塩をつけて握り、海苔をまいて箱に詰めます。調理台がそんなには広くないのでどんどん流れ作業状態、しかもご飯は炊きたてアツアツですから握る手のひらは真っ赤です。最終ステップの海苔は一枚を半分にして一個のおにぎりを包みます。いつもケチケチと海苔を使っている私にはかなり贅沢な感じです。

とりたてて特別な秘密は何もないように見える
とりたてて特別な秘密は何もないように見える

最初の1升分を握り終える頃には鍋の中の具にも味がしっかりしみてきますので、次の1升をまたボウルに移し具を混ぜ込みます。汁はあまり入れないように、でもちょっとは入れないと味がつかないのでそのあたりは良い塩梅に。具材を混ぜたあとのご飯はまとまりにくくパラパラとほぐれてしまうので、ちょっと手がかかります。お茶碗パカパカのあと、少~し熱が飛んでからの方が握りやすい感じですが、時間も迫ってくるのでとにかく皆さんの手はちゃかちゃかと動き続け、どんどんおにぎりが出来ていきます。5升分のごはんが握りあがると調理台を一旦片付けて漬物にかかります。樽に入ったたくさんのキュウリの漬物、これはキュウリを生産している方々が漬けて提供してくださっているのだそうです。これを適当な大きさに切ってパックに詰め、おにぎりとともに段ボール箱に入れて終了!あとは役員の方が、飲み物などと一緒にトラックで会場まで運んでくれます。

おにぎりは箱に詰める
おにぎりは箱に詰める

文章で書くとあまり伝わらないかもしれませんが、これだけの作業を後片付けも含めて2時間程で終わらせるのですからかなり大変です。しかも炊きあがったご飯を持ち寄るわけですから早起きもしなくてはいけません。

作ったおにぎりは100個以上!
作ったおにぎりは100個以上!大きめのおにぎりですが、一升につき20個。小ぶりにすれば30個は出来そうです。

正直いうと小心者の私にとって、このお昼当番はかなりのプレッシャーです。『寝坊したらどうしよう』とか、『炊くのを失敗したらどうしよう』とか、前日はかな〜り憂鬱になります。とはいえ、お昼にこのおいしさを味わうと『ま、いっか』と思っちゃうのですけどね。

鍋炊きご飯の記事へ
鍋炊きご飯の記事へ

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です