「草刈り」終盤の攻防

家の前の路肩を、市役所(だと思う)の委託を受けた業者が草刈りをしています。

保全会活動の草刈りが終わったあと必ず、前の道の路肩と、水路まわりと、家の中の草刈りをやっているので一ヶ月に一回は自分も刈っている勘定になります。ですから、ボーボーでどうしようもない状態ではありません。でも、毎年、もう草も枯れそうだ・・・という頃にやってきて綺麗に刈ってくれれば(やっぱりプロはうまいです)、来年までやらなくて良いので助かります。もちろん毎月やってくれれば最高なんですけどね。

しかし、最後の保全会活動の草刈りの時は、家のまわりだけは刈れたのですがいろいろやることがあって、中までは手が回りませんでした。「もう寒くなってくるし、大丈夫だろう」と、淡い期待もむなしく、なんとか抑えていたセイタカアワダチソウがついに泡立ってしまいました。くそ〜

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウの写真
抑えていたので背は低いのですが、一斉に開花です。写真はすべてクリックで拡大します。
ボーボーの雑草の前で佇む・・・の図。
ボーボーの雑草の前で佇む・・・の図。今年も敗北確定か?!毎日見てるのに、いったいいつ伸びているのでしょう。
セイタカアワダチソウの花、上から見た写真。
セイタカアワダチソウの花、上から見た写真。よく見ると、小さな菊のような花がいっぱいいっぱい集まっていることがわかります。

イヌタデ

イヌタデのおままごとに使う部分の写真。
イヌタデのおままごとに使う部分。一つ一つ見れば、雑草というのは人間の都合で呼ぶ名なので、緻密で綺麗な植物そのものです。問題はそれらが集まって収拾がつかなくなる状態を人間が作ってしまうということですね。
イヌタデ集団の写真
これだって、小さく鉢に仕立てれば売れないとも限りません。売れないのはそこら中にあるせいで、「絶滅危惧」なんてことになったら即、売れ始めるはずです。カタツムリが少なくなって養殖物が売れている・・・なんてニュースでやっていましたもん。

センダングサ

センダングサ(引っ付き虫)の写真
センダングサ。いわゆる引っ付き虫の写真です。これもボーボー生えてます。初めて名前を知ったんですけどね。
センダングサに止まるカエルの写真。
センダングサ先っちょになぜか不安定にに止まるカエル。冬眠の時期を考えているのか、薄目を開けて居眠りをしているようにも見えます。
センダングサの若い実の写真
この若い実を、ダーツみたいにスナップを利かせて、友達のセーターの背中に投げつけたりしました。棘に返しが付いていてなかなかとれないんですよね。
センダングサ、実の写真。
この状態ならまだ良いのですが、もっと熟して乾燥すると、栗のイガみたいに広がって、靴下なんかに大量にくっついてチクチクします。

続きを読んでね!の画像

写真と文章で長くなってしまうので畳んでおきます。
続きを見るをクリックして下にひらいて見てください

アキノノゲシ

アキノノゲシの花の写真
見なれない花が咲いているなあ・・・と思って調べたら、アキノノゲシという菊の仲間の植物だそうです。薄黄色の花をつけるとありますし、この写真でもそう見えるかもしれませんが、僕は薄緑色の花だと思います。
アキノノゲシ全体の写真
このように結構背の高いものです。(1M〜くらい?)これでも黄色に見えるかもしれませんが、緑のセロファンを通して見るような儚い薄緑色の花です。背は高くて葉っぱは強そうですが・・・・夜は花は閉じていて、朝、かなり日が高くなってからまた開きます。

ツユクサ

露草の花の写真
ツユクサ。どうもムラサキツユクサとツユクサは違うみたいです。色が。ムラサキツユクサは、本当に花が紫のようですが、僕はこのブルーのものしか見たことがありません。

イノコヅチ

イノコヅチの写真
イノコヅチにはヒナタイノコヅチとヒカゲイノコヅチがあるそうです。これはどっちだかわかりません。実がウンカみたいに見えますね。Gパンなんかだってマシンガンに撃たれたみたいにひっつくのでイライラしますよねえ。

毎年毎年雑草と格闘していいところ引き分けなわけですが、これでめんどくさいから「全部舗装してもう草を出なくしてしまえ!!」となるとまた問題がでるのでしょう。そういえば農地水でもとにかく薬剤にに頼らず少なくとも機械で草を刈るようにということだったかと思います。

COP10

ずいぶん昔になりますが、マレーシアでナツメヤシの広大なプランテーションを見たことがあります。また、巨大なラワンの原木を積んだトレーラーが林道を行き交ってもいました。きっと原生林を切り開いたのでしょう。一方、国は好景気に沸き立っていました。

またさらに昔は、中米や東南アジアの国々で米国資本の巨大なバナナのプランテーションもありました。バナナが安く買えるようになってみんな喜びました。もちろん現地も米国も経済的に恩恵を受けたでしょう。

ちょっと前にはナタデココのブームにより、フィリピンでしたっけ?どこの国だか忘れてしまいましたが、だれもがココナッツの増産に励んだそうです。

COP10の論旨を全く知らないし、うまく言えないのですが、もしかしたらすべてのことは消費者としての私たちが選んで引き起こしてしまったのかもしれません。

顔の見えない人からモノを買わなければこんなことは起きなかったのでは?

安くて、質がが良くて、体に良くて、エコで、便利で・・・etc なんて考えて品物と自分という関係だけの考えでモノを消費した結果、今があるのでは?

だいたい消費ってのが(消して費やす)・・・継続可能じゃなくちゃマズいんじゃ?

色々考えてまとまりませんが、今や、絶滅に瀕した生き物を救おうとすると、逆に現場で生活の糧を得ている人や、生活が向上して喜んでいる人を困らせてしまうでしょう。やっぱりツケはこっちで払わないといけないですよねえ。

今まで少しでも人より「得したい」という基準で消費してきたものを、人よりちょっとくらい「損」してもいいかなって思うようにしてみようかな。世の中の大勢の人がそうしたら、相当ハッピーな人や動物や植物が増えますよね?きっと。

というわけで、内容もよく知らないんでなんなんですが、COP10にあやかってアンケートです。

島地区の植物の記事へ
島地区の植物の記事へ

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です