今日はAさんのところで見た、日産クリッパー3代目(1976年-1981年)C340型ダンプトラック、これも(これが?)「撮りトラ」です。
日産クリッパー・ダンプトラックです。Wikipediaによると、3代目で(1976年-1981年)C340型となっています。初代は(1958年-1966年)なので思ったより新しい。
こちらの写真はWikipediaより。レストア済みなのか、ずいぶんキレイな機体です。
こちらもWikipediaより。2代目(1966年-1976年)。これはトラックとは思えないモダンなデザインで、同じサイズの楕円を4つ並べてヘッドランプとエアインテークを仕込んでいます。ここまではプリンス自動車のプリンス・クリッパー。
働くクルマだし、モダンで繊細なデザインは受けなかったのでしょうか・・・今流行の「怖い顔」とでも言いましょうか、若干IQの下がった、いかつい角ばったデザインに変更されています。ここからニッサン・クリッパー。
N-I-S-S-A-N
Clipper 調べてみると主な意味は、刈る人、はさみ、木ばさみ、(19 世紀の 3 本マストの)快走帆船、(昔のプロペラ式)長距離快速飛行艇、大型旅客機、足の早い人
大きな意味をとらえにくいものが並んでいます。
3000DIESEL
ダンプなんです。
ダンプ部分の銘板は、新明和工業株式会社、川西モーターサービス・・・ なんだかフツーの整備工場みたいな名前、と、不思議に思い調べてみると、タンクローリー好きの人が書く(「なるほど!タンクローリーかっ!」と膝を打ちました。)tanktrucksというブログでその理由を見つけました。1946年、川西航空機(現:新明和工業)が、進駐軍の車両整備事業として川西モーターサービスを立ち上げます。のちに、ダンプトラックの生産を開始し、特装車製造の分野に進出します。戦後復興期であったことから特装車の需要が拡大し、ダンプトラックをはじめ、タンクローリーや三転ダンプなどを生産するようになりました。
と書かれていました。 進駐軍の車両整備をしていたから整備工場みたいな名前だったんです。そしてダンプトラックなどの特装車製造に特化して行ったんですね!
新明和工業株式会社はダンプを3輪のころから手がけているそうです。その三輪ダンプを創立60周年記念事業でレストアしたという記事が、truck-next.comというサイトに載っていました。
話をニッサン・クリッパーに戻します。これはエアクリーナーでしょうか? もしかして、トラクターみたいなオイルバスフィルターなのでしょうか? 何だかそんな風に見えます。
トラクターの時のようにウインカーの写真なんかも撮ります。文字は読みにくいのですが、EVERという文字が読み取れます。ということは・・・
EVERと言えばEVER WING!
それからEVER ACEなどというのもありました。ニッサン・クリッパーのウインカーは『知らないメーカーを見つけるとワクワクする・・・コマツインター484「撮りトラ」』のときにウインカーに見つけた「市光工業株式会社」の製品と思われます。
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