昨日、水戸市大場町・島地区農地・水・環境保全会の活動がありました。僕は家で作業があったので行けなかったのですが、代わりに妻を派遣しました。
その妻の話なのですが、パイプラインの末端の蛇口が盗まれているようなのです。水戸市の防災無線で「気をつけてください」と放送があって、僕も何度かそれを聞いていたのですが、ついにこの地区にもやってきたようです。
集まりの時に何度かその話は出ていたのですが、すこしメインの通りから奥まったこの地区ですからみんなの危機感は若干小さかったのかもしれません。
とにかく短時間で犯行するために、蛇口を外すのではなく、塩ビのパイプを折ってしまうのだそうです。このため、再度取付けるためにはパイプの修理が必要です。
「1000円やるから壊さねえで欲しい」と誰かが言っていたくらいだそうです。各田んぼに一つとか二つあるものなので、損害の金額もさることながらその手間も大変なのだと思います。
妻の印象で言えば「半分ほど盗まれていたんじゃないかしら・・・」ということで、残っている蛇口は時間をかけて外していたようです。
思うのですが、多分泥棒はそこそこ高価なこの蛇口をまるで仕事のように盗っているのだと思います。一日回って1万いくらかの日当になるのかもしれません。目を皿のようにして、田んぼのある所を回って、盗りやすいところを見つけて、工具を工夫して、なるべく短時間で盗む・・・・
同様に以前、北京オリンピック前で鉄が高騰したとき、道路の側溝のグレーチングを仕事のように盗んでいる泥棒が話題になりましたが、その時もそう思いました。
なんか間違ってると思います
いろいろ頭使って、勤勉に盗みを働き、稼ぐというのは先のないリスキーな稼業です。仕事はそもそも誰かに喜んでもらうためにやるものであって、その評価が原則として報酬になるのだと思います。
もしかしたら何か事情があって、視野が狭くなっていて、盗みを働くようになったのかもしれませんが、よく周りを見てみればその勤勉さと頭脳できっと他の仕事でも稼げるはずです。
さらには、本来必要のない蛇口を外すという防衛策の手間や、「1000円やるから壊さねえで欲しい」という修理などの損害があります。盗む人、盗まれる人、お互いに全くメリットがありません。
うまく言えないけど、喜ばれず、色々な人の時間や金銭を何か採集するように奪うというのは、きっと先々いいことがありません。バチが当たります。あ!バチってもしかしたら罰のことなのかなあ・・・それとも太鼓を叩くバチ?