今日は古いトラクターの写真を見て「こうだったのかな?」と想像したことが、使ったことのある人や、実際の持ち主さんが答えをくれ、答え合わせができることがある・・・というお話です。
その時は初めて見るトラクターで、何もわかりませんでしたが、何かを訴えているようで、色々と想像が膨らみませんか?
この記事を偶然見つけた元の持ち主さんが連絡をくれました
このゼトア、多分数年前にウチで売却したものと思われます。
記事にいただいたコメント
なんと!それにしてもネット時代ならではの繋がる醍醐味です。
以前から工業製品であるトラクターも、長い年月ヒトと一緒にいればそれなりに性格?個性?特長を持つように思っていました。そうなれば人それぞれ顔が違うように、トラクターだって見分けられるようになるはずです。
何かが取り憑き個性を持つ・・・そんな感じがしますよね?
付喪神、つくも神(つくもがみ)とは、日本に伝わる、長い年月を経た道具などに神[要出典]や精霊(霊魂)などが宿ったものである。人をたぶらかすとされた。また、『伊勢物語』の古注釈書である『伊勢物語抄』(冷泉家流伊勢抄)では、『陰陽記』にある説として百年生きた狐狸などが変化したものを「つくもがみ」としている。現代では九十九神と表記されることもある。
Wikipediaより
このとき想像したことも(当時のキャプションのまま引用します)
フロントウエイトは枠を地元の鍛冶屋さん、コンクリは親父と祖父が練って型取りしたものです。何枚か作ってそのうちの1枚ですね。残りはウチで鎮圧ローラーのウエイトとして頑張ってます。
記事にいただいたコメント
自作ウエイトの出自までわかっちゃいました。おもりの兄弟は持ち主のところでまだがんばっているとのこと、ストーリーがありますよね!
お父さんとおじいさんがせっせと練って型に入れて作っている姿が浮かびます。冷たく、無機質なコンクリートも、こういう話を聞くと暖かく、いとおしいものに思えますよね!
また、この疑問に付いて持ち主さんは・・・
ゼトア付属のコンプレッサーは優秀でこのトラクターがいる間はウチではコンプレッサーを買うことはありませんでした。
持ち主さんのコメント
このトラクター、コンプレッサーが付いているのは本当だったのです!
写真も送ってくださいました
この後、どのような経過を辿ったかはわかりませんが、僕が中古車屋さんで目にするわけです。
今頃どうしているかなぁ
また、記事中のこの疑問に付いては・・・
バッテリーは左右の足元の箱に並列で接続されて入っています。結線はセルモーターで合流。7シリーズはデコンプがありません。ある程度元気なバッテリーが必要です
使っていた別の方からのコメント
フロアが箱状なのはバッテリーが入っていたからなんです!
このように元の持ち主さん、使ったことのある方からのお話を聞くと、より身近に、ただの鉄の塊ではなく、数十年、役に立つものとして確かにそこにあったのだなぁ・・・と感じます。
歴史上の人物が親戚くらいの近さになった・・・そんなところでしょうか。
あ!それからこんなコメントもいただいてました
チェコスロバキアの芸術家のミュシャがデザインしたかのような華やかさがじんわり感じられる伸びやかで女性的なボンネットやグリルがオシャレです。
ZETOR5714の記事にいただいたコメント
(中略)
対照的にクリスタルシリーズはポルシェのドイツ人スタッフが仕上げた雰囲気が強い直線的でマッチョでパワフルな印象が強いですね。
クリスタルシリーズってどんなトラクター?と調べてみると・・・
いやー「撮りトラ」こういうことがあるからおもしろいです。
今日はここまで。また明日!