ダカールは第3ステージ、テルマス・リオ・オンド→サン・サルバドール・デ・フフイ

昨日の続きを書こうと思っていたのですが、ラリーをチェックしていたらそっちに気が移ってしまいました。

SS(競技区間)はアンデスの深い山岳地帯に設定され、テクニカルな山岳ルートで、350キロ。その後リエゾンを314キロ。
SS(競技区間)はアンデスの深い山岳地帯に設定され、テクニカルな山岳ルートで、350キロ。その後リエゾンを314キロ。

相変わらず、ダカールマガジンには興味深いエピソードが集められています。

バギーの競技者が、自分はホコリを食わせる側で食うことはない・・・と、フロントガラスを外してラリーに臨んだら、電気系統の故障で220キロもけん引されてたっぷりホコリを食った話や、緊張や集中でしているスペシャルステージに比べ、長い移動区間は眠気と退屈との戦いで、そのために大きな声で歌を歌っている話。

それから、いままでずっとエンデューロ競技に携わっていてラリーにデビューし、170キロもの高速度域や様々な制限に慣れていないうちにスピード違反でペナルティを食って(30キロのところを31キロ、たった1キロオーバー!)ガッカリしている話。

スピード違反は公的なお咎めとは別に、毎日ビバークに帰ってきたときの検査官によるGPSチェックでわかってしまいます。(遅く帰ってくるとチェックされない場合もあるみたいですけど)なかなかの人間模様が毎日繰り広げられているみたいですね。

それから、第2ステージのダカールマガジンにはこういうことも書いてありました。

ゼッケン88番、オランダの方みたいですけど、「らしく」木靴を履いて記念撮影していますね。
ゼッケン88番、オランダの方みたいですけど、「らしく」木靴を履いて記念撮影していますね。

去年54位で完走し、今年も走っているそうです。彼はメカを帯同せず、何から何まで自分でやっているみたいで、去年のゼッケン167番から今年88番になってもたいしてその番号が有利に働いていないとあります。

まずはゼッケン順にスタートしますから、ゼッケン番号が若い方が有利なのですが、その後はステージ順位でつぎの日のスタート順が決まります。

彼はプロローグの川で他のライダーと交錯して水没してしまい、リカバーに時間がかかったのでしょう。せっかくの88番のスタートを昨年並の127番スタートに下げてしまいました。

サポートのいる他のライダーは、ビバークに帰ってくれば体を休めたり、明日のマップをチェックしたりできますが、彼にはマシンメンテナンスや修理など多くの仕事が待っていて、走ることだけに集中することができないみたいなんです。

・・・・それもラリー。彼は現在総合99位。

帰ってきてからの仕事を早めに済ませ、体を休める時間を取るためにできるだけ早くビバークに帰ってきたいことでしょう。そのためには速く走らなくてはなりませんが、マシンもいたわらねばならず、なかなか苦しいですね。

がんばってほしいなあ。

それからネットに色々写真が載っていました。

現地の人たちはこうやって移動区間を通過する競技車を見て楽しんでいるんですね。
現地の人たちはこうやって移動区間を通過する競技車を見て楽しんでいるんですね。
夕方なのか朝なのか、よくわかりません。移動区間であっても夜になってしまうというのは困ったことなので、朝だと思いたい。
夕方なのか朝なのか、よくわかりません。移動区間であっても夜になってしまうというのは困ったことなので、朝だと思いたい。
給油するスタンドでの写真みたいです。もうびしょ濡れなのでしょうが、見に来た人たちがごみ袋を「着せて」あげていますね。
給油するスタンドでの写真みたいです。もうびしょ濡れなのでしょうが、見に来た人たちがごみ袋を「着せて」あげていますね。
距離計が252.5キロを指していますから、マップの左折する手前なんですね。普通ハンドルについているウインカーやライト、ホーンをコントロールするディマースイッチをマップや増設した距離計のコントロールに使っているみたいです。
距離計が252.5キロを指していますから、マップの左折する手前なんですね。普通ハンドルについているウインカーやライト、ホーンをコントロールするディマースイッチをマップや増設した距離計のコントロールに使っているみたいです。

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