鉃道写真を撮影する「撮り鉄」をもじって、トラクターを撮影する「撮り虎」撮りトラキャンペーン第7弾の4、鹿児島のKさんが送ってくれた日の本MB-1100続きです。
当時モノのカタログ!!!
★バランスのとれた文化生活をしよう★と耕耘機並みの値段50万円台実現!と2つのキャッチコピーがあります。そして大きく「日の本農業機械」とも・・・もう「日の本号」じゃなくなってます。
このことから考えると機能重視で高価な機械が出回り、作業の効率化と出費のバランスが崩れて、農業世界の農機エンゲル係数が上がって文化的生活をするのに支障をきたしていることに一石を投じた感じです。
ということでMBも1000番台になってしまった機体はもしかしたら当初の予想よりは若いかも。
前回はMB-1100の年齢を40歳そここそこから46歳と推定していましたが、この方のブログによればカタログは30年ほど前と書かれているし、同じ頃買ったトラクターがクボタのB5000という機械らしいのでそれを元に再考してみると・・・
クボタB5000が1973年 – 1977年あたりのようですから1970年代生まれって感じになってきました。となると35歳から39歳ってことになります。何だか意外と若いなあ・・・日の丸と扇子でレトロ趣味だけども老け顔っていうイメージに変わってきました。
30台というとそんなに「おっさんおっさん」しているイメージないですけど、使われなくなっちゃうと一気に老け込むのか年取った感じですよね。それが一番大きいのかな・・・雨風にあたると特殊メイクが進んでしまうんだな。
こんなのも見つけた
この写真だと一番前にバッテリが入っているということがよくわかります。直列エンジンが入っているわけではなく、空冷単気筒エンジンなのでなんだかスッカスカ・・・スペースには比較的余裕がありそうです。
この答えをもらった
ん??写真を見て重大なことに気がついた
2つ目のライトの間のグリル・・・シールです!
考えてみたら空冷単気筒だししかも強制空冷みたいなので冷却空気はエンジン右側から吸っているはず。フロントをグリル状にする必要はないはずなんです。大体ここは燃料タンクだし・・・でも、デザイン上欲しかったのか、必要はないんだけどシールで実現となったみたいです。
これを思い出した
シールと言えばこれ
ホントはツルッとしてるのに、それらしくステッカーでグリルやヘッドライトをそれらしく貼付けちゃう。遠くで見る分にはいいですけど近くで見たらちょっとがっかりですよね。
日の本号は車体が東洋社でエンジンが愛知機械・・・そう言えばアタッチメントも別の会社がOEMで作っていたかもしれませんし、トラクターって色々な会社の製品が集まってできているんですね。おもしろいです。
MB-1100の項はこれでおしまいっ!