しかし色々な手順と手間がかかります。蕎麦への道は遠い!!今日は蕎麦を粉にするところです。まずは選別した蕎麦の実を粉挽き機械に入れてざらっと一回挽きます。それを荒目のフルイでふるうと、いわゆるそば殻(枕に入れるヤツですね)と白い皮のむかれた蕎麦の実にわかれます。この蕎麦の実、ちょっと生のコーヒー豆に似た色です。
まだまだそば殻が混じっていますが、これを構わずじゃんじゃん粉挽き機にかけてはふるい、また、粉挽き機にかけてはふるうのです。これがお米なら、こんなに手間はかからず、一発でモミは籾殻と玄米にわかれてしまうそうなので、蕎麦は特別手間がかかると言えます。
これをツルツルと蕎麦にして食べよう・・・と思った昔の人はどのようにしてこれにたどり着いたのでしょう?何か執念のようなものを感じます。

蕎麦の粉挽きの手順は?






道具も大切

こうやってみて見ると、蕎麦の殻を完全に取り除くことは難しく、巷の蕎麦は粉を作る人の気持次第でそば殻10%含有とか、ずぼらな人に至ってはそば殻100%含有・・・なんてこともあるかもしれませんね。粉に人間の性格が現れて、それが味になる・・・おもしろいです。