二年越しでやっと見学しました
3月29日、常澄農協農機センターで行われたコシヒカリと飼料稲の種籾の温湯消毒を見に行ってきました。年度末でなかなか行くことができず、2回見逃していたのであたりまえですがその間に二年経過しています。やっと見ることができました。
環境保全会の活動とはつながっている
僕の理解の中で色々なものがごちゃごちゃになっているかもしれませんが、水戸市大場町島地区では環境保全の取り組みと密接に関係している「エコ農業茨城」という活動に取組んでいて、これは地域で環境保全活動をし、まわりをきれいに整えて、土作りから始めて減化学肥料、減農薬の農作物を作ろう・・・ということなんです。
そして、こうやって作られたお米は「特別栽培米」として流通されることになります。
良い仕事は掃除と整頓、職場環境から?
言ってみれば僕だったらまず机をきれいにちゃんと片付けて、「赤マムシ」だの「なんたらスタミナドリンク」だの「胃薬」「疲れ目の目薬」だの薬に頼らず、自然に体を鍛えて健康な体と心で仕事をしましょう・・・という感じでしょうか? まあ、ちょっとしたものが出る話での男らしい飲み物ということで言ったら「男らしい生活」ではないかもしれませんが・・・たとえが悪いか・・・
一口に「減農薬」といっても・・・
「減農薬」は量もそうですが成分数も減らすことを要求されている(と、僕は理解しています)ので、除草、消毒・・・と複数の成分が含まれている市販の薬をちょっと使っただけですぐに成分数は行ってしまいます。
「減農薬」の救世主「温湯消毒」
温湯消毒とはその中の「減農薬」につながるもので、一般的には種子伝染性病害の発生を防ぐため薬によって消毒されて売っている種籾を薬を使わずに温湯(人間はちょっと入れない60度のお湯)で消毒してしまおうというもののようです。
温湯消毒はカビの仲間が引き起こす、いもち病、馬鹿苗病、細菌が原因の籾枯細菌病、苗立枯細菌病、そして何だかものすごくタフな虫?によって害のあるイネシンガレセンチュウ等に効果があるそうで、温湯によってこれが防げるのであれば薬を使わなくて済むのですから良いことは間違いないですよね?
お約束ですが、得るものがあれば失うものもある
あたりまえのことで、でも最近しみじみ思うのですが、何かを得れば必ず何かを失います。最近の話では「ZEN-NOH」のトラクターだって新品の素晴らしいトラクターの普及で産まれた大量の中古トラクターの行き先の話でした。
「温湯消毒」のパートでは消毒済みの種籾を買ってくればやらなくて済む「温湯消毒」の時間と手間です。水戸市大場町島地区生産組合の飼料稲の種籾は4キロ入りの袋で100袋!そしてその他、コシヒカリが4キロ袋で80袋ちょっと・・・それから少量のユメヒかリともち米です。
普通にやって5人でたっぷり一日仕事・・・これは思ったより大変な作業です。もちろん、めんどくさくて人のやりたがらない仕事を喜んで楽しくできる・・・それがプロってもんでしょうけど・・・ やっぱり大変は大変なんでしょうね・・・続きます