モノの値段

1年ぶりの苫小牧の空はオモチャかマンガみたいな色(写真は本文と関係ありません)
1年ぶりの苫小牧の空はオモチャかマンガみたいな色(写真は本文と関係ありません)

 
昨晩帰ってきました。断片的な写真と何となく思ったことです。
 
フェリーを降りてから見ることにしている僕の好きな景色(写真は本文と関係ありません)
フェリーを降りてから見ることにしている僕の好きな景色(写真は本文と関係ありません)

 
北海道では忙しいところ無理を言っていつもコメントをいただくOPさんに会うことができました。

短い時間ですが楽しい機械の話をたくさん聞くことができました。しかし、こと農業の将来の話になると「暗い話ばかりなってしまうので、話さないようにしています」と明るくおっしゃっていました。

道々のJAでは「地域掲載を破壊するTPP絶対阻止」みたいな、このあたりの内容より過激気味のスローガンがかならず大きく掲げられていました。そういうことと関係があるのでしょう。
 

帰りのフェリーではデッキに白いもの・・・触ってみるとジャリってします。塩ですね。(写真は本文と関係ありません)
帰りのフェリーではデッキに白いもの・・・触ってみるとジャリってします。塩ですね。(写真は本文と関係ありません)

 
自分の家の周りでも「農業でバンバン稼いで、将来設計ができて・・・」みたいな話は聞かないですし(稼ぐことが明るい話かどうかは置いておきますが、少なくとも明るい方向へつながる傾向はあると思います)、仕事は楽しくやっているけれど、「5年後10年後続いているかどうかはわからない・・・」という様なニュアンスが多いような気がします。

自分も「5年後10年後続いているかどうかはわからない」のは同じなんですけど、先祖から引き継いで守っていくような土地や継承する職業や技術は無いのでずいぶん違うと思います。
 

北海道に来たらやっぱりサッポロクラッシック(写真は本文と関係ありません)
北海道に来たらやっぱりサッポロクラッシック(写真は本文と関係ありません)

 
あまり先行き明るくないゾという気持をもたらす、かかったコスト+手間・・・という価格ではなく、相手の売りたい値段に合わせている価格決定の仕組みや、そいつに引き起される問題点などをもやもやと考えていたら、タイミングよく愛読者さんにコメントを貰いました。

今僕が何となく感じていることをとても良く説明していると思うので、ここに引用します。

純粋な消費者っていう立場のヒトは居ないので、他面では生産者だったりサービス提供者だったりする訳です。
下流からモノの値段が決まる現代、「とにかく安価なモノを求める消費者」という立場で、生産者だったり、サービス提供者だったりという立場の自分自身の首を、ゆっくりと真綿で絞めているんだと思います。

すごくスッキリとわかりやすく「どうしてこうなった」「そしてどうなる」ということを説明していると思います。

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