それぞれが立派な大きな株になっていて、ボツン、ボツン(大きいのでポツンという感じではないんです)と水辺に並んでいます。
ウィキペディアによればノウルシとは、
ノウルシ(野漆 学名:Euphorbia adenochlora)は、北海道から九州の河川敷や湿地に生育する高さ30 – 50センチメートルほどの多年草。和名の由来は、茎葉に傷をつけるとウルシ(漆)に似た白乳液が出ることからきている。有毒植物の一つ。
葉の形は、楕円形ないし披針形で縁に鋸歯(ギザ)はなく、生え方は、互生。茎先に輪生した5葉をつけ、その葉の脇から5本の散形枝を出し、その先に杯状に3つの総包片をつけ、各総苞片の腋から細枝を出し、その先に更に2つの黄色い苞葉を出し、またその腋から各々細枝を出し、花序という淡黄色の1本の雌蕊からなる雌花と1本の雄しべからなる多数の雄花が頂生する。
植物用語は難しいですねえ・・・訓練すればこの難しい漢字から花の姿が立ち上がってくるのかしら・・・
このあたりは昔、島茅(昔みんなで穫って川船で出荷していた「島茅」の話参照)を穫っていたというくらいの湿った土地ですから、このような植物が自生しているんでしょうね。
水路はずっと続いているわけですが、このノウルシはこのあたりにしか生えていませんもの。土地の記憶を敏感に植物は感じているんです。
ノウルシは準絶滅危惧種
環境省第4次レッドリスト見直し(2013.2.1)
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)
湿原や河川敷の減少などに伴い、存続基盤が脆弱な種となっているとのことで、いくら土地の記憶があっても鋪装されたり家が建ってしまっては存続できないでしょうね。
なるほど〜 今までただ「あるな」とおもっていたノウルシですが、こうやって名前がわかって、さらに準絶滅危惧種とわかったことでいの一番に目に飛び込んできそうです。そういった意味でも、レッドデータブックは意義のあることなのだと感じます。