この間の雨のせいでしょうか? 近所で水のたまっている唯一の田んぼにとってもきれいな鳥がきていたので見に行きました。
ふつう、50Mも近づいてカメラを構えれば飛んで行ってしまうものですが、この鳥にとってこの田んぼは去りがたいものであるらしくちょっとと奥へ離れようとはしてもなかなか飛んで逃げる様子はありません。
何かを盛んに突っついて食べていますから食べ物がいっぱいあるのかなあ・・・ぴょっと飛んでも小さな田んぼのまわりをくるっと回ってまた戻ってきてしまいます。
ハトぐらいの体に茹でたカニみたいに赤くて長い長い足。白黒のパンダ模様がかわいいです。
あまり大人しいのでグイグイ近づいて行ったらさすがに飛んで行ってしまいました。家に帰って窓からもう一度見てみるとまたその田んぼに戻ってきています。よっぽど気に入ったんだなあ。
調べてみるとどうもセイタカシギらしいです。
セイタカシギ(背高鷸、学名:Himantopus himantopus)は、チドリ目セイタカシギ科に分類される鳥類の一種である。
分布
ユーラシア大陸の暖地、アフリカ北部、オーストラリア、南北アメリカ大陸に、渡り鳥または留鳥として分布する。
日本ではかつて迷鳥としてまれに記録される程度だったが、1978年以降、東京湾や愛知県の埋立地などで繁殖する個体群が現れた。現在は各地で生息が確認されており、東京湾付近の千葉県習志野市の谷津干潟などでは周年観察される種である。生態
湿地、干潟、湖沼や水田などに生息する。繁殖期は番いで生活し、なわばりを持つ。非繁殖期は番いを中心とした家族が集まって群れを形成する可能性がある。
食性は動物食。長い脚で水辺を歩き回り、昆虫や小魚、エビやカニなどを捕食する。脚が長いぶん、干潟などの浅瀬で競合するサギや他のシギ・チドリ類よりも深い場所にまで足を延ばすことができる。
日本での繁殖時期は4-6月で、水際の見通しのよい場所に枯れ草などを重ねて営巣し4卵を産む(地表にそのまま産むこともある)。抱卵は雌雄共同で行い、抱卵日数は26-27日。営巣地が気象の影響(水害など)をうけやすく、また外敵からの捕食も多いことから卵の孵化率は2割弱といわれている。
雛は早成性で、雛は孵化後すぐに巣の外に出て、自力で餌を探す。親鳥は雛を外敵から保護するが、給餌や餌のとり方の教授は行わない。雌の半分ほどは、育雛の途中で、雄と雛を残し繁殖地を離れてしまうが、その場合は残された雄が雛の世話を続ける。雛は孵化後26日程で飛べるようになる。
鳴き声は「ケレッ、ケレッ、ケレッ」。
とあります。渡り鳥だそうですけど、ここが居心地が良ければ繁殖地に選ぶかもしれませんね。
今日もやってくるかな?さっき見たところではまだ来ていなかったけれど・・・