散歩をしていて田んぼを覗き込んでいると、オタマジャクシがピョンピョン畔から飛び出してきます。小学校の頃習ったし、観察もしていたけど、やっぱり野外で実際にそれを見ると違和感があります。
よく見ると、トノサマガエルのようです。今はトノサマガエルの季節なんでしょうか?
オタマは水の中を泳いでいるもの・・・という固定観念があるのです。まあ、見た生物はカエルに尻尾が付いたものに近かったですが、それだって同じです。カエルは尻尾のないものですから・・・
へえ〜もしかしたらダルマガエルかもしれないんだ〜
この生物たち、トノサマガエルの子供たちでした。トノサマガエルは環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。しかし、調べてみると、関東にはトノサマガエルはいないんだ・・・という記述がちらほら見られます。
どうも、トノサマガエルにとっても似ているダルマガエルか、その雑種がいるのであってトノサマガエルではないということらしいです。まだ小さいのでこれからちょっと気を付けて見ていきたいと思います。大きくなればどっちなのかわかるでしょう。
吸盤がない・・・なんて記述も
吸盤は確かにないように見えます。コンクリートの水路に落ちても、水の中はカエルなのでもちろん得意です。あんまり困ったようには見えないですねえ・・・。そういえば、深い井戸に落ちちゃった、たくさんのカエルを見たことがありますが、その時も彼らはそんなに困ったようには見えませんでした。
もしかしたら、今頃「井戸ガエル」なんて新たに独自の進化を遂げているかもしれませんね。
レッドデータブック・レッドリストのカテゴリーについては農林水産省のホームページに詳しく書いてあります。