地震でずっと遅れていたのですが、なんだかもう夏になっちゃったかの陽気の中、環境保全会で施設の点検や、草刈り、それから総会が行われました。これから伸びる草との追いかけっこが始まります。
環境保全会の活動趣旨としては、
●自分たちの田んぼの周りだけでなく、周辺も含めてなるべく除草剤を使わないで、機械で草を刈り、色々な生き物が住みやすく、見た目にも美しい里山環境をなるべくキープしよう。(担い手の高齢化と、少人数化で大変ではあるんですが)
●なるべく自分たちで、農地の施設としてのライフタイムを伸ばすというか、長く使っていこう。
●生物や植物を確認して、農業というか人間と、生き物、植物とのバランスを考える機会を提供しよう。
そんなところでしょうか。
どんどん農業の担い手が高齢化してくると、農地が荒れ、それに伴って里山の環境が悪くなってしまう・・・そこで、何とか頭を使って少ない人数とお金で環境や景観の保全と農地の保全を行おう!というものです。もし人手が足りなければ、農家じゃない人も引っぱってきて(つまり僕みたいな人間ですね)、なるべくお金を使わないように、業者任せにしないで何でも自分たちでやる・・・そんなところでしょうか。
今年から、地域の草刈りや、田んぼや水を送る施設や農道などの点検補修活動のバックアップ母体は、「農地・水・保全管理支払交付金」と、名前が変わるそうなのですが、どのように内容が変わるのか、具体的にまだ連絡が来ていませんが、すごく特別なことをしているわけではないので、米作りのスタートとともに、環境保全会の活動もスタートしました。
開水路の点検
と、いうわけで、壊れたところはないか、点検や修理も自分たちでやらなければなりません。
農用地の点検
パイプラインの点検
法面の点検
揚水機場まわりの草刈り
開水路、法面の草刈り
総会を行いました
総会では、体制構想整備(この先どうやって持続的に環境を維持していくかの方策案)についての質疑、議論も行われました。まあ、一朝一夕にそんなステキなアイディアも出ないと思うので、これについてはゆっくり、みんなで決めていくことになると思います。