無人ヘリってそんなに昔からあったんだ!ヤンマーKG-135Ⅱ&ヤマハR-50

見やすいように少しコントラストを上げていますが、実際にはもっともっと色あせて、無人ヘリという何となく新しめのお題と、(とはいえ時代はもはやドローンですけど)ポスターの色あせ具合がマッチしていません。僕が驚いたのはそのスタイル。実機に似せたいかにもヘリコプターな形。働く機械なのに「模型」というイメージを引きずっています。

今日は千葉県の伊藤産業機械さんに連れて行っていただいた、私設の農機具歴史資料館で見た、ヤンマー産業用無人ヘリKG-135Ⅱのパネルです。

 

見やすいように少しコントラストを上げていますが、実際にはもっともっと色あせて、無人ヘリという何となく新しめのお題と、(とはいえ時代はもはやドローンですけど)ポスターの色あせ具合がマッチしていません。僕が驚いたのはそのスタイル。実機に似せたいかにもヘリコプターな形。働く機械なのに「模型」というイメージを引きずっています。
見やすいように少しコントラストを上げていますが、実際にはもっともっと色あせて、無人ヘリという何となく新しめのお題と、(とはいえ時代はもはやドローンですけど)ポスターの色あせ具合がマッチしていません。しかし僕が驚いたのはそのスタイル。僕の知っている無人ヘリはいかにもロボットというデザインでしたが、こちらは実機に似せたいかにもヘリコプターな形。働く機械なのに「模型」というイメージを引きずっています。やっぱり相当古いんだろうなぁ。

 

いつ頃の機体か興味を持ち調べてみると、農業ビジネスというサイトに「産業用無人ヘリコプタ導入の現況」という古そうな記事が見つかりました。 実用化から4年を経て・・・という記事から始まっているので、僕の見た古くさいポスターのKG135Ⅱだって出てくるかもしれません。農水省は無人ヘリを実用化させるにあたって平成3年に「無人ヘリコプタ利用技術指導指針」というのを出して実用化が始まったようです。
いつ頃の機体か興味を持ち調べてみると、農業ビジネスというサイトに「産業用無人ヘリコプタ導入の現況」という古そうな記事が見つかりました。
実用化から4年を経て・・・という記事から始まっているので、僕の見た古くさいポスターのKG135Ⅱだって出てくるかもしれません。農水省は無人ヘリを実用化させるにあたって平成3年に「無人ヘリコプタ利用技術指導指針」というのを出して実用化が始まったようです。平成3年といえば1991年・・・30年近く前です。結構古い話なんだなぁ。

 

さらに見ていくとありましたありました!KG135Ⅱです。こうやって見るとさらに模型感が強いです。それにお値段!本体価格950万円に加え液剤散布装置や粒剤散布装置を加えれば1000万オーバーです。
さらに見ていくとありましたありました!KG135Ⅱです。こうやって見るとさらに模型感が強いです。それにお値段!本体価格950万円に加え液剤散布装置や粒剤散布装置を加えれば1000万オーバーです。いつ頃のものか正確には書かれていませんが、ヤンマーは1991年に「無人ヘリコプタ利用技術指導指針」が出されてから参入をしたとあり、この記事が書かれた4年後、つまり1995年には機体が既に働いているわけですから、1991〜1995年生まれということになります。

 

エンジンは空冷17馬力エンジン。液剤等最量は10ℓ。燃料4ℓで飛行時間は3分だそうです。
エンジンは空冷17馬力エンジン。液剤等最量は10ℓ。燃料4ℓで飛行時間は3分だそうです。

 

ヤマハR-50

 

この記事でのもう一つの収穫はヤマハの機体です。R-50という機体があったんですね。こちらの誕生年は明快で、記事には平成3年に実用化されたとありますので1991年生まれということになります。こちらはR-MAXやFAZERで見慣れた形・・・30年近く前にこのデザインで出していたんですねぇ・・・ヤンマーが模型を引きずっていたというより、ヤマハが進んでいたということなのでしょうね。 しかも、お値段はすべて込みの615万円とKG135Ⅱよりかなり安いです。
この記事でのもう一つの収穫はヤマハの機体です。R-50という機体があったんですね。こちらの誕生年は明快で、記事には平成3年に実用化されたとありますので1991年生まれということになります。こちらはR-MAXやFAZERで見慣れた形・・・30年近く前にこのデザインで出していたんですねぇ・・・ヤンマーが模型を引きずっていたというより、ヤマハが進んでいたということなのでしょうね。
しかも、お値段はすべて込みの615万円と、KG135Ⅱよりかなり安いです。

 

 

エンジンはヤンマーと違い、水冷の2サイクル12馬力エンジン。液剤搭載量は10ℓで同じですね。
エンジンはヤンマーと違い、水冷の2サイクル12馬力エンジン。液剤搭載量は10ℓで同じですね。

 

R-50の先進デザインはグッドデザイン賞商品デザイン部門にも選出されたそうです。こちらのほうでは価格が480万円となっています。本体のみの価格なのでしょうね。
R-50の先進デザインは、グッドデザイン賞、商品デザイン部門にも選出されたそうです。こちらのほうでは価格が480万円となっています。本体のみの価格なのでしょうね。

 

30年前のトラクターは結構見ますが、僕の少ない経験の中でこれらの古い無人ヘリは見たことがありません。田植機と同じように陳腐化といいますか、劣化が速いのでしょうか?

 

30年前の無人ヘリ、今でも飛んでいるのでしょうか? それではまた明日!