やられた!13なのに15とは・・1985年型式認定ヰセキTU130/F「朝1分の農機考古学」

鮮明なのはカタログ写真でしょうか・・・
PVアクセスランキング にほんブログ村

毎日ネットオークションの写真でサクッと「朝1分の農機考古学」『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1992年型式認定イセキランドホープTU130/Fです。これまでの習いから型式はTU13/TU13Fかと思いきや、既にそれは使われており、実際はTU15/TU15Fでした。普段ならわからないところ、カタログに認定番号が書いてあって判明したのでした。

【TU130(二駆)】

四駆二駆併売のトラクターの場合、二駆の売れ行きはものすごく悪いとしか思えないほど中古車市場での二駆のタマ数は少ないです。不人気車種(ごめんなさい、そう言わせてください)の場合は特に少ないです。TU130/TU130Fはそんなに売れなかったと見え、特に二駆のTU130は海外のこの小さな写真しか見つかりませんでした。
四駆二駆併売のトラクターの場合、二駆の売れ行きはものすごく悪いとしか思えないほど中古車市場での二駆のタマ数は少ないです。不人気車種(ごめんなさい、そう言わせてください)の場合は特に少ないです。TU130/TU130Fはそんなに売れなかったと見え、特に二駆のTU130は海外のこの小さな写真しか見つかりませんでした。
以前からTU15という型式が農1596号だというのは資料からわかっていました。しかし、それがどんなトラクターなのはずっと不明だったのですが、井関のカタログでやっとわかりました。1596は移籍ランドホープTU130だったのです。
以前からTU15という型式が農1596号だというのは資料からわかっていました。しかし、それがどんなトラクターなのはずっと不明だったのですが、井関のカタログでやっとわかりました。1596は移籍ランドホープTU130だったのです。

普通TU130/TU130Fという商品名だったら、運輸省型式名は既にTU13/TU13Fとなりそうなものですけど、既にそれはTU150・TU155・TU157/TU150F・TU155F・TU157Fで使われています。

こうなるともうお手上げでしたが、このカタログでTU130が農1596だとわかれば、銘板がなくても手持ちの資料で運輸省型式と紐づけることができます。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1596号
ヰセキ TU15型

となります。

【TU130F(四駆)】

中古トラクターの輸出会社のWEBページで見つけたTU130Fです。二駆も四駆も数が少なく、比較的すぐ出てくる四駆もあまり多くありません。
中古トラクターの輸出会社のWEBページで見つけたTU130Fです。二駆も四駆も数が少なく、比較的すぐ出てくる四駆もあまり多くありません。もちろん運輸省型式認定番号銘板など望むべくもありません。
鮮明なのはカタログ写真でしょうか・・・
鮮明なのはカタログ写真でしょうか・・・

資料で運輸省型式はわかっています。カタログの農1597と付き合わせると・・・

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1597号
ヰセキ TU15F型

となります。

シートに記入します。これまでは運輸省型式の推測が割と効いていたのですが、13が15、17が11と規則性が全くありません。カタログがなかったら絶対無理でした。
シートに記入します。これまでは運輸省型式の推測が割と効いていたのですが、13が15、17が11と規則性が全くありません。カタログがなかったら絶対無理でした。ここが埋まってやれやれです。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

移動距離も何千キロ・・・すごく長かったように感じる忙しい1週間でした。今日はここまでです。それではまた明日!(ネタがないけど)