水戸市大場町、うちの近所の植物ではない(もしかしたら山の中のほうにはあるかもしれませんが)のですが、ピクニックで行った山の中にあった花?です。
花輪ク〜ン!
その花は縦縞ストライプの筒状のものが開いたテーパー状に上へ伸びて、てっぺんであまったものがテーパーをフタするようにしてから先を尖らせて流れています。なんだかちびまる子ちゃんに出てくる花輪くんにそっくり。
葉っぱは緑瑞々しく、アシタバみたいでおいしそうな葉っぱで、太い根本からぽっぽと開いています。単車で山の中を走っていても気がつく花で、同じく見かけるザゼンソウの仲間かな・・・などとぼんやり思っていました。
なんとはなしに調べてみるとマムシグサというのでした。
ウィキペディアによれば
生育環境
関東以西の本州、九州に分布する。山地や原野の湿った林床に生える。特徴
球茎は平たい円形で地下にある。偽茎は、葉柄下部の2つの葉鞘部分が重なってできたもので、紫褐色のまだらな模様がある。この模様がマムシに似ていると考えられたところからこの名がつけられた。雌雄異株である。 葉は2個あり、楕円形の小葉が7個から15個つく。果実は秋に橙色から赤色に熟し、トウモロコシに似た形状の果実を付ける。
球根や葉にはシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれ、有毒。誤って食すと口中からのどまでに激痛がはしり、唾を飲み下すことすらできないほどとなる。晩春に、花茎を直立させて開花する。苞(仏炎苞)は紫色に近く、白線がある。なかには苞が緑色のものもあり、アオマムシグサまたはカントウマムシグサと呼ばれる。花のつき方(花序)は肉穂花序の代表例で、苞の中にまっすぐ立つ。花期は4月から6月である。
一つ引き出すとイモヅル式に繋がる
毒?とはいわないまでも、食べたらエラいことになるんですね。それよりもここに記載されていた果実ですが、なんだかすごくおなじみのものだったんです。
秋頃よく山の中で見かけていて、深い緑の薮の中で赤いツブツブ、しかもツヤツヤの実がとても良く目立つ(この頃山の中に赤いものは全くといっていいほど無いのです)ので、心の中で「信号機」と呼んでいたものだったのです。
秋の信号機=春の花輪君=マムシグサ
もうシナプスがつながりました。これからは決して忘れないでしょう。
紫褐色のまだら模様マムシは撮れませんでしたが、こんなのが撮れました