シロウト向けトラクター田おこし講座と、シロウト向けトラクターシロカキ講座の間で、見つけた作業があったのでメモしておきます。
(メモ動画)ナマイキな口きいてるように聞こえるかもしれませんけど、違うんです!
ちょっと脱線です。年長者にタメ口きいてリスペクトがないように思われるかもしれないんですけど、そうじゃないです。
茨城に来た当時は海の近くの老人や年長者に、学校で習ったような丁寧な言葉を使ってよく「よそよそしい」だの「冷たい感じ」だの言われたものです。でも友達のようにしたらしたで「ナマイキ」って言われます。
なんだか僕のイメージの中では茨城はアメリカみたいです。アメリカは辛いも暑いも「HOT」ですもん。その違いは顔や状況やジェスチャーで見分けるしかありません。外国にも敬語はあるのかもしれませんけど、言葉の作りからして一番なのは本当にそう思っているかどうかって事なんだと思います。
そんなわけで、半分「茨城には敬語がない」って思ってます。だからあまり言葉としてはそういうのが出てきませんけど、もうそれは経験や年長者を敬う気持はがっちりありますんで誤解のないように・・・
ただ、言葉としてはここよりもっと西の「〜してみえる」とか「〜してはる」みたいな言葉も大好きなんですけどね。柔らかく相手を敬っている感じがして・・・でも、田舎はみんな同じように「敬語なし」な感じなのかなあ・・・
ずいぶん外れちゃいました
田おこし、端っこが残っちゃうよね?
いつもの田んぼで2回目の田起こしを終えたあと見てみると、コンクリートの畔の脇がどうしても空いちゃうのですが(しかもロータリーが畔とガチャコンぶつかっては驚いて離れるためヨレヨレになってます)お隣の田んぼはきれいに際まで起こされていて気になってMさんに聞いてみたんです。
「そうすると手作業でやっているのだ」とのこと・・・「水を入れれば同じだ」というんですけどねえ・・・
荒代かきに行ってみると・・・
「代かきやっと〜」と電話をもらっていつもの田んぼに出かけてみると・・・やや? 端っこがきれいになってる! どういうこと?
草も何もなくなってます。どうやったの?何をしたの?・・・と聞くと、「トラクターのタイヤで踏んだ」ですって! う〜〜ん・・・なるほど。確かにロータリーをガチャガチャぶつけるよりは、トラクターのタイヤで畔際に沿わせたほうが精神的に楽だ。
しかも草取りのためにやった・・・というわけではなく、水漏れを止めるためにやったというのです。
コンクリートの畔なら水なんて漏れないんじゃないの?
そう思ったらそうではなく、冬の間水を落とすこのタイプの田んぼでは、その後の乾燥でコンクリートと土の間に隙間ができてそこから水が漏れてしまうのだそうです。土の畔なら一緒に乾燥するのでそこまで隙間ができることはないみたいで、草刈の手間がいらず悪いとこなしのように思えたコンクリートの畔にこんな弱点があったとは驚きです。
そこでその隙間をトラクターのタイヤで踏んで無くす!

ギュッと踏んでしまえはその隙間が詰まって水漏れが止まるってわけですね! しかも草もなんだか目立たなくなる・・・なるほど〜
