鳥続きですが、田んぼに佇む夜行性のペンギンみたいな鳥、真っ赤なお目々の「ゴイサギ」とその幼鳥の「ホシゴイ」を今年も見かけました。親子なのかもしれませんが、もう成鳥と同じくらいの大きさのホシゴイが大分伸びてきた稲の間から何かを狙っている感じです。
考えてみればカモにしてもヒバリにしても、田んぼに水が入ってミジンコやドジョウやオタマジャクシやメダカや・・・そんなエサとなるような生き物達が豊富なな時期にタマゴを産んで子育てをしようということなのでしょう。そういえば朱鷺が巣立ったのも最近です。
親に比べたら幼鳥のホシゴイは松ぼっくりみたいな地味な色、目の色も親が赤いのに比べてカモみたいにオレンジ色っぽく見えます。相変わらずのトリの目。全く話が通じそうもない感じです。
ウィキペディアによれば
ゴイサギ(五位鷺、学名:Nycticorax nycticorax)は、コウノトリ目サギ科ゴイサギ属に分類される鳥類。
形態
全長58-65cm。翼開長105-112cm。体重0.4-0.8kg。上面は青みがかった暗灰色、下面は白い羽毛で被われる。翼の色彩は灰色。
虹彩は赤い。眼先は羽毛が無く、青みがかった灰色の皮膚が露出する。嘴の色彩は黒い。後肢の色彩は黄色。
幼鳥は上面が褐色の羽毛で被われ、黄褐色の斑点が入る。この斑点が星のように見える事からホシゴイの別名がある。下面は汚白色の羽毛で被われる。虹彩は黄色がかったオレンジ色。眼先は、黄緑色の皮膚が露出する。
繁殖期には後頭に白い羽毛が3本伸長(冠羽)し、後肢の色彩が赤みを帯びる。生態
河川、湖、池沼、湿原、水田、海岸などに生息する。単独もしくは小規模な群れを形成して生活する。夜行性で、英名(night=夜)の由来になっている。昼間は樹上で集団で休む。
食性は動物食で、両生類、魚類、昆虫、クモ、甲殻類などを食べる。水辺を徘徊しながら獲物を捕食する。
繁殖形態は卵生。サギ科の他種も含めた集団繁殖地(コロニー)を形成する。樹上に雄が巣材となる木の枝を運び、雌がそれを組み合わせた巣を作る。日本では4-8月に3-6個の卵を年に1-2回に分けて産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は21-22日。育雛は雌雄共同で行う。雛は孵化してから20-25日で巣を離れるようになり、40-50日で飛翔できるようになり独立する。生後1-2年で性成熟する。人間との関係
平家物語(巻第五 朝敵揃)の作中において、醍醐天皇の宣旨に従い捕らえられたため正五位を与えられたという故事が和名の由来になっている。 また、能楽の演目「鷺」はその五位鷺伝説に由来するものである。
夜間、飛翔中に「クワッ」とカラスのような大きな声で鳴くことから「ヨガラス(夜烏)」と呼ぶ地方がある。
とあります。
平家物語の時代から注目されていたゴイサギ、今年もたくさん見かけられるといいな。