道路のカマボコ状のものはメキシコではTOPE(トペ)と言っていましたが、ここでも同じでしょうか・・・市街地の入口と出口にあるスピード抑制部分です。(別名サス壊し)
日本だとただ規制表示が60キロ制限から30キロ制限になって「町に入ったな」とわかりますが、見落とすとねずみ取りに引っかかったりしてありがたい切符を切られます。
TOPEならハイスピードで侵入すれば頭を天井にぶつけたり、すべての荷物が飛び出してバラバラになったり、単車だったら思い切り跳ねられたりして視覚的感覚的物理的にわかります。
ねずみ取りを止めてTOPEにすればいいのに・・・と、いつも思います。だいたいこれを二連装すれば大抵の人は気がつくのになあ。
日によってそんなに大変さは変わらないけれど、前半のサンド区間と後半のストレートなハイスピード区間に分かれていて、前半でのチャージのチャンスは残されているみたいです。
ただ前半のサンドといっても、それはフェシュフェシュという厄介な(特に重いタイプというのですけど、ちょっと想像つきません)砂というかホコリの集団というかなので、簡単ではないですね。
フェシュフェシュは、川の中州の端っこのほうに溜まった泥が固まったような場所を車両が走ることによって発生するパフパフの粉で、轍の底に溜まります。特に深い場合など、単車にとってはものすごい抵抗で大変ありがたくないものです。
チェックしている#103マルコム・スミスさんの息子さんは36位あたりを、メカなしでラリーを戦う#88の彼は48位あたり、#71の三橋選手はちょうどその次の49位あたりですね。
だんだんラリーを去る単車が多くなり、彼らの順位も少しずつ上がっていますね。
ちょっとダカールマガジンからテキトー斜め訳で抜粋です・・・
彼のでの明るい性格は10年来のビバークの風物詩ですが、彼の「砂丘を楽しく」という哲学は全く変わっていません。
ダカールの常連だからといって、楽しめないわけではありません。総合の順位に頓着しないローラン ・ラザールはまさにこれを地でいっています。
10回めのダカールに参加しているローラン ・ラザールはいつも同じ気持で臨んでいます。
「私は楽しむために来ています」
「たくさんのものを見、発見しました」
「大事なことは、すばらしいダカールのステージで得る経験です」
まあ、これからラジエターがジュージューいって全面を塞いでいる草を取っただの、砂丘で転んだだの書いてあるのですが、割愛します。
もちろん、トップライダーのことも少しは書いてあるのですが、さすがフランス人(多分書いている人はフランス人じゃないかと勝手に想像)トップレベルではない人もちゃんと取りあげています。
なぜか上のほうの人の話は、どこで止まっただの、どこにトラブルがあっただのでおもしろくありません。プロですから、まわりに順位を気にする人たちがたくさんいるために、どうしてもそうなってしまうのでしょうけど・・・
それからすると「順位は気にならない」「大事なのは素晴らしい景色や砂丘から得られる何か」という人のほうが気になってしまいます。
彼のゼッケンは73番、調べたら昨日を終わって53位となかなか。やはり楽しむにはそこそこのレベルにないとダメなんですねえ・・・きっと彼がリスクを取って順位を狙ったら、もっと上に行くのでしょう。
それにしても、先日のスミスさんといい、このラザールさんといい、砂丘が好きな人が多いですね・・・「好き」とか「すばらしい」ということはわかりますが、いったいそのどこに惹かれているのか、詳しいことを聞いてみたいですね!