鴨の写真です。距離は20M程でしょうか、この間より、近づいて写真が撮れました。この鳥は近づくと「バサバサッ」と、飛び立ってしまうような鳥ではありませんが、トコトコと歩いて離れていってしまうので、なかなか大きく撮れません。車で走っているときなどは、農道を何羽かでのんびり歩いているのを見かけますので、もっと至近距離で観察してみたいです。
この鳥、よく見てみると、目がずいぶんと上についていたんです。(図1)しかも、どちらかというと、顔の側面に目がついています。人間で言えば、耳の上あたりに目がある感じです。こんな付きかたをしているということは、視野もすごく広いに違いありません。右と左別々に見ているような感じではないでしょうか。死角が少なくて、便利と言えば便利です。
写真は横向きだけなので、前や上から見た様子を想像してみました。全くかわいくない宇宙人みたいです。(図2)自分に置き換えてみると頭が痛くなりそうですが、敵から身を守るためには見張りが大切だし、それには広い視野、とりわけ上方、左右の視野をめいっぱい確保すると、こんな位置に目を持ってくると思います。そして視野は、このぐらいの広さではないでしょうか(図3、図4)着陸する時に少々やりにくそうですが、敵に襲われるよりはましでしょう。全くのデタラメな想像ですが、零戦のエースパイロットだった、酒井三郎さんの「大空のサムライ」を読んで、そう思いました。