朝他のことに時間を使ってしまったので、もう時間がありません。詳細は明日以降。今日の「撮りトラ」は、hokkaidoujinさんの案内で見た、当時共産圏だったベラルーシ製のトラクター、ベラルーシMTZ-82Sです。
とりあえず前回のおさらいから・・・
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1975年〜1977年(日本に入ってきたのはもっと後かもしれませんが)といえばヰセキのTS2810とかヤンマーならYM2210とか・・・クボタならブルトラですね。
その頃にこのマシンだとしたら画期的ですよね。ホント、「マシン」と呼ぶのがぴったりです。
おもしろいのはエンジンフード横に書かれているロゴというか、型番がペンキで手描きだということです。しかもためらいのない一本の刷毛痕で、間違いなくプロの仕事。
もちろん、日々使ううちに薄れてしまった文字を悲しんだ日本のオーナーが、プロに頼んで描き直してもらった・・・という線も考えられます。
でも、僕はミステリアスな鉄のカーテンの向こうの共産圏で、国家公務員の職人が一台一台手描きしていた・・・と考えたいです。一日10台くらいをウォッカ片手にやってるイメージ・・・
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その銘板には
ДВИГАТЕЛЬ Д-240
ЗABOДCKOЙ N゜
とあります。
グーグル先生に聞いてみると、ДВИГАТЕЛЬはエンジン。Д-240はD-240。ЗABOДCKOЙ N゜は工場とか事故とか色々出てきますが、多分製造ナンバーと言ったところでしょう。
つまり
発動機 D-240 製造番号◯◯◯◯・・・と、トラクターでよく見かけるプレートということになります。
cccpはソビエト社会主義共和国連邦のロシア語表記による略称なので、文字をはさんだ左側のカモメのマークみたいなものはベラルーシのマークなのかな。
「ミンスク・モーター・プラント」ホールディング・マネージメント・カンパニーは、ベラルーシ最大の企業であり、CIS(旧ソ連邦)の現代のディーゼル・エンジンの大手メーカーであり、トラクターとコンバイン・ハーベスターアプリケーション。 私たちのエンジンは、トラクター、コンバインハーベスター、トラック、バス、オープン鉱山機械、農業、工業、建設、道路建設、林業およびその他の特殊機械に使用されています。
だそうです。