今日は先日Mさんに連れて行ってもらった、春の農業機械&生産資材展示会「スプリングフェア2019」で見た下町ロケット実演機のクボタL1361「撮りトラ」です。
なんだか見たことがないトラクターがクボタのブースに置いてあるなあ・・・と思ったら劇中車でした。輸出仕様のクボタL1361がベースだそうです。下町ロケットというTVに出演したそうなのですが、僕は最後の回しか見ていないので、このクルマがどのような役割だったのかはわかりません。でも、この汚され様ですから敵役なんでしょうねぇ・・・
日本では売っていないクボタL1361、本来はこんな顔だそうです。
オートバイなどは一番売れる国の好みの「顔」にすると(大抵はアメリカ)聞いたことがありますが、日本で売っていないこのクボタ、キットどこかの国の好みの顔なのでしょう。
少し形状は違いますけど、このスラッガーと・・・
グラノバのエンジンフードを合わせたようなものに、灰色のメガネを埋込んだ感じです。きっとキラキラとしたヘッドランプ(美しいですけど、値段が高そうですし、交換ランプも高そうです)を嫌う質実剛健な国のひとが好きな顔なのでしょう。やっぱりアメリカかな?
pdfによればクボタL1361は、D1803-M-E2 3気筒ディーゼル、排ガス規制にもよりますが概ね36.6馬力となっているようです。
実機はヤマタニ・・・というメーカーのトラクターを演じているようですね。
ヘッドランプのメーカーは国内のものではなさそうですねぇ・・・MINDAと書いてあるように見えます。どこの国のメーカーかわかりませんがUNO MINDAという会社のようです。アジア系かな?
埃っぽい仕事をしている設定なのか、全体的に戦車のプラモデル的艶消し塗装をほどこされています。それからさびが浮いているような塗装も・・・砂漠(フェシュフェシュ)を走ってきたみたいです。
ピカピカの新車にこんな汚しをかける仕事があるってことですよね・・・誰かが一所懸命作った機体・・・せっかく新しいのに一瞬の内に古くしてしまう。なんだか悲しいような恐れ多いような、罪悪感を感じながらも楽しいような・・・汚しを掛けるのはそんな複雑な気持でしょうか・・・
こういう端っこは錆びるんだよね・・・と、手を入れた感じ。実機は大きいですから、それらしく見せるのは苦労しますよね。
相当埃ですよねぇ・・・

ここは泥が跳ねたような感じになっています。
少し剥げてしまっているけどいい感じです。
マスコットを押さないでくださいという不思議な注意書き。どんな大変なことが起きるか書いていないので、そう言われると押したくて押したくて・・・もちろん押しませんでしたけど。
後になって紹介することもあるかもしれませんが、汚されていない機械もあるんです。このL1361は機械の脇役なのでしょう。
わかりやすいといえばわかりやすい・・・一目で脇役と主役がわかる。できれば皆魅力的に扱って欲しかったなあ・・・なんて思いました。お話の筋がわからないので何とも言えませんけど。
今日はここまでです。また明日!