「てんとう虫が贅沢にお食事中→ビッチリを考える」の記事へのkobbasanさんのコメントにもあるように、やたら虫が飛び始めました。また、去年蚊柱の話題が出たのも今頃です。
小学校へ通っている子供が、「目をパチパチってやると虫が入るの・・・」とタイムリーなことを言うので、詳しく聞いてみました。通学路にはたくさん虫が飛んでいて、まばたきをする時に虫が目に入ってしまうのだそうです。
どんな虫?と聞いてみると、「小さくて、顔が赤いのと顔が青いのがいる」と、言います。顔ってのは頭か、体のことでしょうから、羽があって青か緑、または赤っぽい虫がいるのでしょう。僕はこの「顔」って表現がすっかり気に入ってしまいました。
ここでこっそりkobbasanさんのコメントを引用すると
草刈していると虫柱(むしばしら)が立ち、おそらく翅の生えたアブラムシです。
アブラムシが最強なのは翅が生えてくることです。冬卵や成虫で越冬したアブラムシは気温12℃前後で翅が生え、植物界の多くの発芽温度が15℃ですからベストポジションを狙えます。翅の生えた雌からは生殖活動をしないでも、クローン幼虫が月に1万頭(思いいれが強い人は匹ではなく頭と言います)生まれるそうです。この旺盛な増殖が農薬に対する抵抗力をすぐ持つ事になります。体のやわらかいアブラムシですからコレを食べる虫も、5種類ほど知られていまが、ほとんどは幼虫期の捕食、成虫で食べるのは、害虫のニジュウヤホシテントウ以外のテントウムシだけ、食べる数は数千頭。アブラムシ最強!
彼女の言うところの「顔」が青い虫は、もしかしたらこのアブラムシかもしれません。
また、この数え方の「頭」というのも、ちょっと「虫の数え方」なんて検索してもずいぶんと出てきます。「匹」っていうと、なんだか統計の単位みたいで無機的な感じがしますが、「頭」というと、ちゃんと数えている感じがしますね。
同じように、虫を数えるのに彼女みたいな「顔」とか、「体」なんてのも悪くないな・・・と思っちゃいました。
そういえばトラクターも「機体」って車体のことを呼ぶんでしたっけ。初めのうちは「機体」って呼ぶのは飛行機だけだと思っていましたが、数えかたに気持が入ると単位?も変わってしまうというのが最高におもしろいですね。
あ!それからこれ書いていて思い出しちゃったんですけど、昔、ずっと夢中になってテレビを見ていた時の彼女の表現で、「足が暗い」(足がしびれた)ってのがありました。
話はぶっ飛んじゃいましたが、語彙が少なくたって表現はできる。外国へ行ったって平気だゾ・・・と、なんだか勇気づけられたものです。
アブラムシの虫柱、見に行ってみなくちゃ。