寒いのに先頭に並ぶオオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ 3月 水戸市大場町の花
オオイヌノフグリ 3月

去年の12月もそんなことを言っていましたが、花の少ない時期、こんな小さな花でもとても良く目立ちます。僕の目にも入るのだから、きっと虫たちにもドーンと目に入って人気店になっているに違いありません。オオイヌノフグリです。

多分イネ科の背の高い雑草がみんな枯れてしまった秋あたりに芽を出して、雪や霜をじっと耐えてちょっと暖かくなった隙にぱっと花を咲かせてしまったに違いありません。

だれもが家に引きこもっている秋口から、一番寒い1月2月を越えずっと開店を待っていました。この辛抱強さがこの人の繁栄を支えています。
だれもが家に引きこもっている秋口から、一番寒い1月2月を越えずっと開店を待っていました。この辛抱強さがこの人の繁栄を支えています。

暖かい時期、誰よりも早く花を咲かせて種をつけるため、まるでプレミアチケットを最初に買おうとして厳冬の中、遥か先の発売日前から並んでいる人みたいです。

3月、オオイヌノフグリ 水戸市大場町環境保全会
オオイヌノフグリ 3月
12月11日のオオイヌノフグリ。水戸市大場町の花
12月11日のオオイヌノフグリ。緑全開です。

もちろん何も装備せずに並んでいたんでは死んでしまいますから、テントや寝袋、食料などもないとなりません。あんな霜に耐えられるのは葉っぱが小さく、ぼこぼこしわしわで毛が生えているので、冷たいものが直接葉に触れないからなのではないかと思います。

オオイヌノフグリ 水戸市大場町の花

ロゼットちゃんで冬を越すわけでもなく、ただそのまま冬を越してしまうのは寒いところからやってきた帰化植物だからなのかな?今年はちょっとこのオオイヌノフグリがいつなくなって、いつ出てくるのか注意してみたいと思います。

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