去年の12月もそんなことを言っていましたが、花の少ない時期、こんな小さな花でもとても良く目立ちます。僕の目にも入るのだから、きっと虫たちにもドーンと目に入って人気店になっているに違いありません。オオイヌノフグリです。
多分イネ科の背の高い雑草がみんな枯れてしまった秋あたりに芽を出して、雪や霜をじっと耐えてちょっと暖かくなった隙にぱっと花を咲かせてしまったに違いありません。
暖かい時期、誰よりも早く花を咲かせて種をつけるため、まるでプレミアチケットを最初に買おうとして厳冬の中、遥か先の発売日前から並んでいる人みたいです。
もちろん何も装備せずに並んでいたんでは死んでしまいますから、テントや寝袋、食料などもないとなりません。あんな霜に耐えられるのは葉っぱが小さく、ぼこぼこしわしわで毛が生えているので、冷たいものが直接葉に触れないからなのではないかと思います。
ロゼットちゃんで冬を越すわけでもなく、ただそのまま冬を越してしまうのは寒いところからやってきた帰化植物だからなのかな?今年はちょっとこのオオイヌノフグリがいつなくなって、いつ出てくるのか注意してみたいと思います。