他人様には関わってられない
毎日見ていると(いや、ネット観戦なので見てはいませんが)厳しい毎日の連続で、世界で一番過酷なラリーになっているなあ・・・と思います。それだけに、その日、最後の最後までミスも含めて自分にトラブルが振りかかるかどうかわからない。とにかく自分なりに先を急ぎたい気持は大いにあると思います。
今日のyoutubeの映像にもそんなところが出ていました。川床でスタックしたクルマを何台もトラックが通り過ぎています。トラックに引っぱってもらえればあっという間にごぼう抜きなのですが、なかなか止まってもらえません。
ドライバーは「本当に良い人たちだ」と、笑いながら皮肉を言っています。しかしトラックにも仕事があり、先を急ぐ気持は誰も同じ、そして同じ競技に参加はしていますが、そのスタンスはそれぞれ違って、止まるか止まらないかはそこから来るほんのちょっとの心の余裕なのでしょう。
競技そのものに没頭して、本能のように「先へ先へ」というような人もいれば、競技者同士の心の交流も欲しい人もいるかもしれません。止まっている誰かをいちいち助けていては先に進めません。かといって「見捨てる」(最終的にはスィープトラックが拾ってくれますが、競技はそこで終わりです)というのも心がとがめます。
自分には助けるほうになる場合と、助けられる立場になる場合の両方の可能性があり、事は流動的です。「助ける」「助けない」ではなかなかいい人か悪い人かは判断できない・・・動いている人から見れば「助けたくなるような人」「助けたくないような人」両方いるでしょうし、縁がなかったというか、目指しているモノが違っただけのように思います。
ラリーのゴールは一瞬一瞬の窮極の選択の積み重ねの先にあります。もし、将来を約束した人がいて、その人が本当に自分に合っているかどうか知りたければ、一緒にダカールラリーに出ることをお勧めします。(冗談ですけど)
ETAPE-10 イクイケ→アリカ
トランスポートセクション:317km スペシャルステージ:377Km
ルート概要によれば・・・
サーフィンセッション
競技者だれもがスタートしてすぐ、数キロも行かないうちに目にするすばらしい景色、(砂丘が連なり、波のように押し寄せている風景)を見てうんざりするかもしれません。
十分に経験を積んだエキスパートなら、これからずっと100キロに渡って同じように続く砂丘でのサーフィンを楽しむことができるでしょう。
またそれとは別に、SSの終わりには誰もが通らなければならず、その誰にも難しいフェシュフェシュが待ち構えていて、ラリーの厳しい現実に直面することになります。
相変わらず意地悪ななコメントです。
さて、チームランドクルーザー所属の#339三橋 淳 選手は、そのフェシュフェシュはとうに抜けて、ナビゲーション能力を試されるところに差し掛かっていて、WP5を23番目に通過しています。
ETAPE-9 のダイジェストでしょうか
なかなか興味深い映像がぎっしり詰まっています。