「撮り虎」撮影許可を受けても・・・

鉃道写真を撮影する「撮り鉄」をもじって、トラクターを撮影する「撮り虎」撮りトラキャンペーン第6弾その3です。

謎の三菱トラクターは目的地に向かって走っている時に偶然見つけて写真を撮らせてもらったわけですが、トラクターの写真を撮る時に「写真撮ってもいいですか?」って許しを貰うのがなんだか難しいと言うかコッパズカシイと言うか・・・

でも言うしかないよな

日高に向かう途中の国道でうちやられたトラクターを見つけて考えた末Uターン。奥の直売所のおばちゃんに「撮ってもいいですか?」って聞いてみよう。おばちゃんは元気で話しやすいからな・・・(この時は右奥に人影があることに気がついていない)
日高に向かう途中の国道でうちやられたトラクターを見つけて考えた末Uターン。奥の直売所のおばちゃんに「撮ってもいいですか?」って聞いてみよう。おばちゃんは元気で話しやすいからな・・・(この時は右奥に人影があることに気がついていない)
「ハッ!」奥から年長者が近づいてきている・・・しかも何か話したがっている様子だ。この場合年長者が責任者のようだしこの人に聞くしかない・・・話が長くなりそうだなあ。
「ハッ!」奥から年長者が近づいてきている・・・しかも何か話したがっている様子だ。この場合年長者が責任者のようだしこの人に聞くしかない・・・話が長くなりそうだなあ。

おじさん声かけの決めセリフ「どこから来たの?」

どこから来たの?「水戸からです」遠いよなあ「いや〜大洗からフェリーに乗ったんでまだ100キロも走ってないんです」どこ回ってきたの?「これから日高に行くだけなんです」ことごとく年長者の期待を裏切る僕の答え。
どこから来たの?「水戸からです」遠いよなあ「いや〜大洗からフェリーに乗ったんでまだ100キロも走ってないんです」どこ回ってきたの?「これから日高に行くだけなんです」ことごとく年長者の期待を裏切る僕の答え。

北海道の年長者は単車好き(単車もキカイだからか?)で「旅行者には親切にしてやんなきゃいけないから」ってよく言われます。だからどこの馬の骨ともわからないツーリストと話なれているというか、とにかくたいていは話ズキ。街の歴史とか作物の話、教育委員会の話、何から何までお話ししてくれたりします。ちょっと長くなりそう。

もちろん一番最初に「このトラクターの写真を撮ってもいいですか?」と聞きました。まさにビンゴでそのトラクターたちは年長者の持ち物で「いいよ、たまーにそういうヒトいるんだ」と、快諾してもらいました。

でもなあ・・・

大体写真を撮ってもいいですか?という言い方自体少しおかしいです。結局写真を個人であとで楽しむというのもあるけど、こうやってブログにアップしちゃうとなると個人と言えない感じになっちゃいます。かといって大々的に発表と言うわけでもないし・・・

ハンコ貰っていいですか?とかサイン貰ってもいいですか?なんて言って売買契約書にハンコ押させたりサイン貰ったりの詐欺と違わなくなっちゃっても困るし、かといって「写真撮ってもいいですか?そんでいい写真が撮れて、その気になったら半個人的なブログとかに掲載しちゃったりしてもいいですか?」なんて言ったらたいてい話はややこしくなるし、そんなこと言ったらすっごく不審に思われて「ダメ」って言われるに決まってます。

ネットが発達していなければ「撮ってもいいですか?」は個人のアルバムに納まって友達に自慢されたりくらいで、よっぽど飛び抜けても雑誌の隅に発表されたりカメラ雑誌の月例コンテストに載るくらいでしょう。

自分でやっておいてなんですがホント難しい時代になっちゃいました。たかがトラクターの写真ですが、どこがどうなったのか浮気の証拠になってしまったり、そんなの聞いてねえぞ!!と激怒されないとも限りません。ですが僕が撮った写真たちは「写真撮ってもいいですか?」と許可は貰ったが、「いい写真が撮れて、その気になったら半個人的なブログとかに掲載しちゃったりしてもいいですか?」というところまでは正直言っていないものばかりです。

撮ってもいいですか?と言われたほうは撮ってもいいかと聞くから「いいよ」とは言ったが、公表していいとまでは言ってねえぞと言うかもしれません。いや、ほとんどの人はここにこのように載せますと言わない限り「いいよ」とは言ってくれないでしょう。

まず収集癖から純粋に撮りたくて、そんでよく写ってたらみんな(みんなって誰だって話はありますが)に見せたいような気がして・・・

そういうことですからせめて愛をもって取扱おう・・・と思うのです。

なんだかどよ〜んとしてきちゃった。

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