なぜトラクターの顔に惹かれるか考えてみる

「昨日の性格は顔に表れる」の関連で・・・毎回毎回トラクターお顔収集家、k-workさんの写真の引用で恐縮ですが(ごめんなさい)きっちり正対して撮影なさっているので教材としてはもってこいです。(いつから教材になってしまったのか???)

日の本トラクター E-18です。
日の本トラクター E-18です。

日の本E-18(1977 – 1979)は東洋社S111型水冷2気筒1.1リッターディーゼル18馬力だそうで、となると年齢は33〜34歳といったところでしょうか。しかし、もう見た目はあごひげを生やした「おっさん」と化しています。

k-workさんが写真のキャプションで触れているように魅力的な「顔」に見えます。僕も不思議に思って少し考えてみました。

福笑いをしてみる

hinomoto E-18
まずはノーマル。ちょっとバッタ型の顔に見えます。トラクターは後ろ足の大きさと車高の高さでバッタ顔が比較的多いです。

強度1

hinomoto E-18
シンメトリーなのがその理由かと思って意識的に(シンメトリーにしたいっ!という欲求は日本人独特のものなのかわかりませんが、強いものがあります)逆らって配置してみました。ちょっと発電機っぽい。「顔度」が少し薄まった感じ。

強度2

hinomoto E-18
こうなると少し破壊的。意味もなくライトを寄せてます。機械的というか記号になってしまった感じ。顔には見えにくいです。

強度3

hinomoto E-18
おお!かなり顔に見えなくなってきました。なんとなくそうなった合理的な理由もありそうながら顔に見えにくい形になってきました。

きっと機械でも動物でもなんでも相対したときにコミュニケーションをとるための窓口として「顔」を探しちゃうんでしょうねえ・・・「顔」が見えたときに、苦情でも、要望でも、愛情でも伝える窓口が見つかった!って安心しちゃうんじゃないでしょうか?

もちろん、機械を運転するときにはハンドルなり操縦桿なりレバーなり意思を直接伝える窓口が存在しているわけですけどね。

そして強度を更に上げていくとどうなるか・・・

こいつはもう武器だ!

hinomoto E-18
ハロゲンランプに加え、プロジェクターランプを複数追加してみる。こうなるともう顔は見えなくなって武器に近い感じです。

性能を極限まで高め、しかも親しみやすさ取っ付きやすさが全く必要のない窮極のプロの道具・・・それが武器なんじゃないかな・・・と思います。そうなると機能がすべてで顔が見えにくくなってくるような気がします。

操作系がユーザーフレンドリーかどうかはわかりませんが、少なくとも見た目はとってもフレンドリー。トラクターは平和で愛嬌のある顔を持っていてだから惹かれるんでしょうね。

それにしてもトラクターの顔収集・・・中腰もしくは膝立ちでトラクターの前でもぞもぞ位置を変えながらやっているわけですから、端から見ると失礼ながら怪しく見えるでしょうねえ・・・やっぱりジョギングの格好とかで怪しさを中和していたりするのでしょうか・・・
それにしてもトラクターの顔収集・・・中腰もしくは膝立ちでトラクターの前でもぞもぞ位置を変えながらやっているわけですから、端から見ると失礼ながら怪しく見えるでしょうねえ・・・やっぱりジョギングの格好とかで怪しさを中和していたりするのでしょうか・・・
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