1956年クボタ耕うん機カタログ、KL型、KM型、KH型

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今日はOさんに送っていただいた(貴重な資料ありがとうございます!)、1956年クボタ耕うん機カタログで「昔のカタログシリーズ」です。このカタログは主にクボタ耕うん機KL型、KM型、KH型を扱っていて、今のような「機能や使いやすさのアピール!」というよりは、玉石混交の耕うん機の中で「信頼と実績でクボタを選んでもらおう!」・・・といった体裁です。

1956年クボタ動力耕うん機カタログです。美人さんが巨大な耕うん機を操る表紙・・・。今まで見た1960年付近のカタログではビールのポスターのように、押し並べてこういうビジュアルが多いです。
1956年クボタ動力耕うん機カタログです。美人さんが巨大な耕うん機を操る表紙・・・。今まで見た1960年付近のカタログでは生ビールのポスターのように、押し並べてこういうビジュアルが多いです。

こちらはとてもにこやかですが、ツンデレに、緊張気味に、おすましで・・・様々なパターンがありました。
これも昨日と同じく1952年〜1964年の間だけ存在した新三菱重工株式會社のポスターです。耕うん機は当然ですが、作業車に女性が採用されています。自動車のポスターなどは運転者ができるだけ目立たない(主張しない)ようにしているのに、きれいな服を着た上に、土が入るのじゃないか?と心配になるような靴を履いて作業をしています。これでは耕うん機と作業者、目があちこち行ってしまいます。なぜこんな売り方をしたのでしょう。
1952年〜1964年の間だけ存在した新三菱重工株式會社のポスターです。耕うん機は当然ですが、作業車に女性が採用されています。自動車のポスターなどは運転者ができるだけ目立たない(主張しない)ようにしているのに、きれいな服を着た上に、土が入るのじゃないか?と心配になるような靴を履いて作業をしています。これでは耕うん機と作業者、目があちこち行ってしまいます。なぜこんな売り方をしたのでしょう。

ま、関係ないのも混じってしまった・・・

考えたらかなり身近にその例がありました。お約束のように各社女性が並んでいるビールのポスターです。しかも示し合わせたように海で水着でビールのジョッキです。ビールを一社だけが提供していればいいですけど、複数メーカーがあった場合、単体ではただの黄色い泡の出る液体で全く区別がつかないため、女性で区別しちゃおう・・・ということなのでしょう。新三菱重工株式會社時代には、耕うん機もこのような状態に突入しつつあったに違いありません。
当時の耕うん機のカタログやポスターと同じく、お約束のように各社女性が並んでいる生ビールのポスターです。しかも示し合わせたように海で水着でビールのジョッキです。ビールを一社だけが提供していればいいですけど、複数メーカーがあった場合、単体ではただの黄色い泡の出る液体で全く区別がつかないため、女性で区別しちゃおう・・・ということなのでしょう。
特徴も書いてあるのですが、「輝く榮譽」というところに釘付けになってしまいました。 賜天覧の榮 賜台覧の榮 第一位入選 第一位入選 大臣並に県知事賞 最高金牌 国営検査合格 通産大臣賞 総理大臣賞 農林大臣賞 第一位入選 国営検査合格
特徴も書いてあるのですが、「輝く榮譽」というところに釘付けになってしまいました。

賜天覧の榮
賜台覧の榮
第一位入選
第一位入選
大臣並に県知事賞
最高金牌
国営検査合格
通産大臣賞
総理大臣賞
農林大臣賞
第一位入選
国営検査合格

賜天覧、賜台覧ってなんだ?と思い、調べてみたら・・・

賜天覧

秩父神社社報3pにこんなことが書いてありました。

天皇皇后両陛下、秩父宮勢津子妃殿下にご臨席いただいた初めての埼玉国体の秩父会場。国指定重要文化財となった二基の笠鉾と四基の屋台を御覧いただいた。現在の屋台笠鉾に飾れる「賜天覧」の文字はこの時のことである。

秩父神社社報3p

かと思えば、レファレンス協同データベースというところにこんなくだりがありました。

『皇室事典』増補版(冨山房 1942年)の「献上」の項には、

 献上品が嘉納された場合でも、「献上者に対しては、

 宮内大臣から次の如き書面(この『皇室事典 旧版』を献上した際の事例が載っている)が送達される。

 なお、御嘉納の場合と雖も「賜天覧」及びこれに類する文字をしようすることは許されない」とあり、

レファレンス協同データベース

「賜天覧」みだりに使えない言葉のようですが、気持ちとして「見てもらったの・・・すごいでしょ!」と、嬉しさ溢れて思わずそう表現してしまう例が結構あったということなのでしょう。

「賜台覧」は、同じように皇族など高貴な人が見ること。・・・だそうです。

国営検査合格

結構シビアに検査するようなので、市場に出ている商品なのに油漏れしただの、温度上昇が顕著だの、ダメなところがあぶり出されてしまうみたいです。

この国営検査に、特記事項なしで合格したのは確かに記載するに値するかもしれません。

KL型 KL-14・16・18 ートエンジンBN型4〜5馬力。KL-16・18オートエンジンCN型6〜7馬力 KM型 KM-18・20・22 オートエンジンCN型6〜75馬力。 KH型 KH-20・25 オートエンジンCMEA型7〜8馬力またはKND6型ディーゼル6〜7馬力  だそうです。  乗用装置 路上運行簡単に取付け乗って運行出来ます。  のお姉さんが楽しそう!
KL型 KL-14・16・18 ートエンジンBN型4〜5馬力。
KLC-16・18オートエンジンCN型6〜7馬力

KM型 KM-18・20・22 オートエンジンCN型6〜7馬力。

KH型 KH-20・25 オートエンジンCMEA型7〜8馬力
またはKND6型ディーゼル6〜7馬力

だそうです。

乗用装置
路上運行簡単に取付け乗って運行出来ます。
のお姉さんが楽しそう!
搭載可能なエンジンが載っています。オートエンジンとクボタユニバース・・・どういう違いなんだろう・・・
搭載可能なエンジンが載っています。オートエンジンとクボタユニバース・・・どういう違いなんだろう・・・ クボタユニバースはディーゼルエンジンのようだけど、オートエンジンはディーゼルエンジンじゃないのかなぁ・・・

調べてみると「クボタ農機の源流。国産発動機製造へ」というページにこんなことが書かれていました。

1955 年には、燃料がガソリンから灯油へ自動的に切り替わるラジエーター付き水冷式オートエンジンN形を発売。

クボタのサイト「エンジン:技術の系譜」

僕には石油発動機とディーゼルエンジンの見分けがつきませんでしたが、どうもオートエンジンは石油発動機みたいです。というか、農発と呼ばれるものはみんな石油発動機がほとんどなのかもしれません。

時間がなくなってしまいました。今日はここまでです。それではまた明日!

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