ヤンマーコンバインTC700の運輸省型式認定番号が判明!(顔写真あり)

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今日もダラダラとヤンマーコンバインの話が続いています。コンバインも田植機同様、トラクターに比べて歴史が浅いのに古くなるとすっかり見つけられなくなります。

少し「初期のコンバインを発掘、保存しよう!コンバイン考古学」の様相を呈してきました。

今日のTC700の誕生は1973-1974年付近。50年近く前ですが、同年代のトラクターはざらに見るのに、コンバインの写真をネットで見ることはほとんどありません。

ヤンマーコンバインTC700

ヤンマーコンバインTC700です。オークションのアーカイブで見つけました。しばらく動いていない感じの機体でかなり痛んでいます。どうしても有機的な形の座席、シートに目が行ってしまいます。コンバインに対して大きめに感じてしまいます。昔も今も尻の大きさが変わらないとすれば、このコンバインは相当コンパクトなのではないでしょうか? ウレタンが剥がれたところから想像するに、このシートはトラクターシートと同じ形です。
ヤンマーコンバインTC700です。オークションのアーカイブで見つけました。しばらく動いていない感じの機体でかなり痛んでいます。

どうしても有機的な形の座席、シートに目が行ってしまいます。コンバインに対して大きめに感じてしまいます。昔も今も尻の大きさが変わらないとすれば、このコンバインは相当コンパクトなのではないでしょうか? ウレタンが剥がれたところから想像するに、このシートはトラクターシートと同じ形です。
話しが少しそれてしまいます。昔のトラクターの座席を模したスツール。クッション性がまるでないので座り心地はそんなに良いものではないと思われますが、造形が美しい!
有名どころの他にも様々なタイプがあります。こんなのや
こんなのです

話を戻します

エンジンはNS80とあります。ということは、冷却がコンデンサー形でもなく、セルモーターも付いていないエンジン(多分)。TC700にはエンジンの型式によっていくつかバリエーションがあるようです。その中でもごく初期のものと思われます。
エンジンはNS80とあります。ということは、冷却がコンデンサー形でもなく、セルモーターも付いていないエンジン(多分)。TC700にはエンジンの型式によっていくつかバリエーションがあるようです。その中でもごく初期のものと思われます。
これがそのバリエーション。写真のコンバインはこの中でTC700、もしくはTC700Aなのではないでしょうか?
これがそのバリエーション。写真のコンバインはこの中でTC700、もしくはTC700Aなのではないでしょうか?
TC700Kになるとコンデンサー冷却のNS80CTエンジンになり、TC700KDでセルモーターが付くようです。
TC700Kになるとコンデンサー冷却のNS80CTエンジンになり、TC700KDでセルモーターが付くようです。

なんとパフパフってやるエアホーン!

右上の写真、エアホーンが見えるでしょうか?これ、お尻にゴムの袋が付いていて「パフパフ!!」って鳴るヤツです。電気式じゃないんですね。後付けではないみたいで、パーツリストを見るとちゃんと載っています。こんな手動式のエアホーンより、エンジンの音のほうがうるさいと思われますけどきっと法律で付けなくてはならないのでしょう。法律に沿ってほぼ意味がないものが装備される・・・こういうところ、おもしろいですね!
右上の写真、エアホーンが見えるでしょうか?これ、お尻にゴムの袋が付いていて「パフパフ!!」って鳴るヤツです。電気式じゃないんですね。

後付けではないみたいで、パーツリストを見るとちゃんと載っています。こんな手動式のエアホーンより、エンジンの音のほうがうるさいと思われますけどきっと法律で付けなくてはならないのでしょう。

法律に沿ってほぼ意味がないものが装備される・・・こういうところ、おもしろいですね!

そうそう。運輸省型式認定番号

こちらのほうは手持ちの資料によれば農881号でした。考えてみれば道路を走る農機には皆、この番号が振られたわけでトラクターだけの番号ではなかったのです。

シートに記入するとこうなります。ちょうどYM1300Dの次、連続しています。きっと他にもいくつかヤンマーの農機が申請された後、三菱が続くのでしょう。このあたりは皆同級生ということになります。
シートに記入するとこうなります。ちょうどYM1300Dの次、連続しています。他にもいくつかヤンマーの農機が申請された後、三菱が続くのでしょう。このあたりは皆同級生ということになります。
ヤンマートラクターYM1300Dはこちら

田植機もコンバインも子供受けしないような、カッコよさの少ない機械・・・でも、できるだけ拾い上げて記録しておきたいと思います。

だって、こんな風に世の中から消えてしまうんですもの。

今日はこんなところです。それではまた明日!

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“ヤンマーコンバインTC700の運輸省型式認定番号が判明!(顔写真あり)” への2件の返信

  1. hyoukou240mさん おはようございます
    <古いコンバインが少ないのは、昔は袋で籾を運ぶタイプだったからアンローダが出たときに一斉に(?)買い換えたのではないでしょうか? 技術革新が買替え需要を生んだ なるほど!そうですよね 壊れやすいのもあって残っていないもの納得です 田植機も同じような理由で早めに消えてしまっているのでしょうね 「どのメーカでもいいから最短で届くものを買う」 切羽詰まった理由が真に迫っている感じです

  2. おはようございます。

    古いコンバインが少ないのは、昔は袋で籾を運ぶタイプだったからアンローダが出たときに一斉に(?)買い換えたのではないでしょうか?
    とても楽になります。
    気がつくと周りの農家がアンローダタイプに変わっていました。

    それから、トラクタと比較して壊れやすく(複雑な構成)稲刈りが始まると集中して使うため、交換部品が1週間かかる、となると新品に買い換えたくなります。
    特に袋タイプだとアンローダタイプに替える動機になります。

    当方も、袋タイプを修理しながらだましだまし使っていましたが、稲刈り初日にシャフトが折れて「どのメーカでもいいから
    最短で届くものを買う」とJAにお願いしました。

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