型式認定番号が重複。ミス?それとも別のもの?『MEIBAN(銘板)』を世界共通語に!

ヤンマー続きで昔の写真を見ているうちに、YM1300Dの写真が目に止まりました。運輸省型式認定番号があったので、「リストに入れなくちゃ」とリストを開くと『!!』

そこには先客が・・・三菱のD2500が既にそこへ座っていたのです。

ヤンマーYM1300Dです。この人は緑がいたり、眉間のマークが2種あったりとなかなかクセの強い独特なモデルなのですが、さらに僕を混乱させる事態を引き起こしました。こいつがいなければかなりヤンマーの年表も複雑にならずにスッキリするのだがなぁ・・・
写真の中で銘板が目に入ります。ああ、そういや運輸省型式認定番号をリストに入れていなかったなぁ・・・リストを作り始める前の記事だったか、単純に記載するのを忘れていたか・・・
写真の中でYM1300Dの銘板が目に入ります。ああ、そういや運輸省型式認定番号をリストに入れていなかったなぁ・・・リストを作り始める前の記事だったか、単純に記載するのを忘れていたか・・・

なにっ!?

何気なく「農860」をリストに入れようとすると三菱D2500が座っているではないですか!これはいったい?
何気なく「農860」をリストに入れようとすると三菱D2500が座っているではないですか!これはいったい?
改めて写真をひっくり返して確認します。僕はものすごく粗忽者で、思い込むと「そう見えてしまう」性格というか傾向があるのでものすごく間違いが多いです。確認せねば。
改めてオリジナルの写真から切り出してみます。D2500の型式認定番号は農860号で良い感じです。
改めてオリジナルの写真から切り出してみます。D2500の型式認定番号は農860号で良い感じです。
さらに拡大して慎重に・・・ 小形特殊自動車 運輸省型式認定番号 農 860号 三菱 M63型
さらに拡大して慎重に・・・ 小形特殊自動車 運輸省型式認定番号 農 860号 三菱 M63型

D2500の運輸省型式認定番号は農860号で間違いないです。

ではYM1300Dはどうでしょう?

オリジナル写真の別のショットから該当部分を切り出します。確かに8と6はこれだけ腐食していると混同しそうですが、この場合は農860号で間違いないように思うのですが、皆さんはどう思いますか?
オリジナル写真の別のショットから該当部分を切り出します。確かに8と6はこれだけ腐食していると混同しそうですが、この場合は農860号で間違いないように思うのですが、皆さんはどう思いますか?

さらに別の写真で確認

農耕作業用小形特殊自動車 運輸省型式認定番号 農 860号 ヤンマー YM1300D型 で間違いないように思うのですがどうでしょう・・・
農耕作業用小形特殊自動車 運輸省型式認定番号 農 860号 ヤンマー YM1300D型 で間違いないように思うのですがどうでしょう・・・

確かにタイトルは違いますが、番号は同じです

三菱D2500は

小形特殊自動車
運輸省型式認定番号 農 860号
三菱 M63型

ヤンマーYM1300Dは

農耕作業用小形特殊自動車
運輸省型式認定番号 農 860号
ヤンマー YM1300D型

このようにタイトルが「小形特殊自動車」と「農耕作業用小形特殊自動車」の違いはありますが、認定番号は同じ農860号のような気がします。

「農耕作業用小形特殊自動車」の表記、今まで見たことがないような気がするなぁ・・・謎が深まります。というより謎だらけ。(あ!今日は何も解決していません。謎だけです)

仕方なくリストに入れてみるとあたりまえですがこうなります。
仕方なくリストに入れてみるとあたりまえですがこうなります。

三菱D2500とヤンマーYM1300Dの2台、年式から言っても1974年〜とほぼ同じ頃の生まれのはずなんです。

もう50年くらい前の話ですが、どなたかなぜこうなっているのかご存知ないでしょうか?

オマケでさらに謎プラス

別の資料(テキストベース)で、なんとYM1300(エンジンはヤンマー2RT13 662cc)が農924号として記録されていました。

924ですと、前に農912号の三菱D1300(1975年~1978年(三菱年表)安全鑑定1976年)後ろに農939号のクボタL2201(1975年(認定年)1975年、トラクタL型01シリーズの記載(1980年刊行久保田鉄工最近十年の歩み))があります。

1975年というと、若干社史の記載よりは遅いですが、認定番号下りるのが遅れる場合もあるので、違うとは言いきれません。

もちろん、僕の見た農860号も間違いなさそうだし・・・

いったいどういうことなのだろう・・・と朝から謎なのでした。

トラクターに限らず、機械の素性をもっとも素早く、正確に知ることのできる名札や表札のようなもの・・・それが銘板。

世界中の人が銘板を気にして記録してくれたら、年式や性能、他の機種との前後関係など一発でわかるのになぁ。

今日はこんなところです。また明日!

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