続き:何であの形なんだろう・・・トラクタータイヤ

昨日中途半端に終ってしまった、トラクターのタイヤはなぜあの形なんだろう・・・の続きです。

↑昨日の記事です。いろいろ探したのですが、トラクターに付いているタイヤで「あの形」から大きく外れたものは見つけられませんでした。もちろん、耕うんやけん引の作業以外・・・グラウンド整備や芝刈りなどに使われる場合は違うパターンのタイヤが付いていることもありました。

コマツ茨城工場で行われたコマツ茨城工場フェアで見た、コマツダンプトラックHD1500-7。これは荷台がないのだけれど、144.1トン積みで、12気筒ターボディーゼル45リッター!の馬力はいいかげんにしろよの1406馬力!
以前コマツの工場で見た、巨大ダンプトラックHD1500-7のタイヤです。大きいけど、写真じゃなかなか表現できないなあ・・・タイヤサイズも「33.00 R51」とあるのだけど、数字じゃ大きさはわからない。
ダンプトラックはトラクターと同じように不整地を走り、たくさんの荷物を積んで大きな負荷が掛かるけれども「あの形」じゃありません。
コマツ茨城工場で行われたコマツ茨城工場フェアで見た、コマツダンプトラックHD1500-7。これは荷台がないのだけれど、144.1トン積みで、12気筒ターボディーゼル45リッター!の馬力はいいかげんにしろよの1406馬力!
どちらかといえばブロックパターンです。そのブロックがとんでもなく大きいですけど・・・
どうも「大きな荷物を積んで走る」ということと「重いものを引っぱる」というのではタイヤの形が違ってくるのではないか?というような気がしてきました。しかも「重いものを引っぱる」もしくは「土を起こすために強い力で引っぱる」トラクターは、本人より重いものを引く事態もありえます。より地面を強くつかんで後ろに蹴飛ばす能力が求められそうです。

牽引力と泥はけの良さ

昨日Facebookで「あの形」は牽引力と泥はがれの良さを両立するためで、逆に回すと浮陽作用があるらしい・・・というコメントをいただきました。

自身がけん引する時は土に喰い込み、逆に回すと浮き上がる・・・すごくおもしろいです!

外国の機械はなんだかカッコよく見えます。例えばマニアスプレッダーだったら、日本の機械だとどこかに「マニア君」とか「マニ太郎」とか「マニるんです」などと書いてありそうですが、それがありません。それがないので僕には大人っぽく見えています。(書いてあるけど読めないということももちろん考えられます。)
そういわれてみれば先日のテレスコピックホイールローダーの記事で紹介した「引かれる機械」マニアスプレッダーのタイヤ・・・
確かに反対の向きになっています。僕は「あれ?間違ってるじゃん」と思っていましたが、意図的にそうしていたのです。引かれる側は土に食い込むよりは浮いてもらったほうがいいですからね。
確かに反対の向きになっています。僕は「あれ?間違ってるじゃん」と思っていましたが、意図的にそうしていたのです。引かれる側は土に食い込むよりは浮いてもらったほうがいいのでタイヤの向きをわざわざ逆にしていたみたいです。
ただパッと写真を見渡した限りでは新車状態の「引かれる機械」は食い込み側にセットされているものが多いです。
ただパッと写真を見渡した限りでは新車状態の「引かれる機械」は食い込み側にセットされているものが多いです。
こちらの「引かれる機械」も食い込み側。今のところ3台に1台が浮き上がり側にセットしている感じです。
こちらの「引かれる機械」も食い込み側。今のところ3台に1台が浮き上がり側にセットしている感じです。

牽引力

80年前のトラクタ 1922年(大正11)英国のフォードソン社で製作した内燃機関初期のもの、ガソリンで始動石油に切り替える。22馬力。 大正12年八雲町の徳川農場導入、主にモアーで牧草刈り作業。昭和30年に元山牧場で譲り受けプーリーの動力作業に長年仕様後、大切に保存していた。「国内でも希少価値の高い産業遺産の1台」  フォードソントラクタ 1922年(大正11) フォードソン社製(アメリカ)F22馬力 クランクハンドルでガソリンで始動、石油に切替え、内燃機関としては初期の80年前のもの。 1923年(大正12) 八雲町徳川農場で導入、国内で2〜3台めのもの。当時の価格1910円は米140俵ほどの時代、付近の農家の驚きの様子が八雲町史に記されている。徳川農場閉鎖になり、そのち元山氏が譲り受け、使用後保存していた。 国内現存機種では希少価値の高い産業遺産の一台。
大正時代のトラクター、フォードソン材質が鉄で、ゴムのトラクタータイヤとはちょっと違う形。
土をつかむ牽引力で言ったら、鋭くて土に喰い込み長い刃・・・このパターンがいいはずです。
土をつかむ牽引力で言ったら、鋭くて土に喰い込み長い刃・・・このパターンがいいはずです。
深雪時に使うタイヤチェーンも同じ考え方ですよね。ただ、あんなに山が高いと、雪が少なくなった時にモーレツにクルマが振動しますからこの程度なのでしょう。
鉄車輪と同じような考え方、形のゴムのタイヤも存在します。パドルタイヤです。これならトラクターに付けて牽引力を最大限に発揮できそうだけどなぁ・・・
バイクのパドルタイヤもあります。実は僕、砂丘飛びがしたくてこのタイヤ買ったことあります。近所の砂浜でやろうと思ったのですが、こちらの砂は湿っていて固く、ガタガタと乗り心地が悪い上に、実際に飛ぼうと思っても怖くて大したことができませんでした。
バイクのパドルタイヤもあります。実は僕、砂丘飛びがしたくてこのタイヤ買ったことあります。
近所の砂浜でやろうと思ったのですが、こちらの砂は湿っていて固く、ガタガタと乗り心地が悪い上に、実際に飛ぼうと思っても怖くて大したことができませんでした。

(Wikipediaより) Doug Fackiner – Self-made. SLORider.com Dumont Dunes, California. Rider, Kevin P. Rice, is on 2004 KTM EX/C 525 dirt-bike outfitted with paddle tire. Dumont Dunes Off-Highway Vehicle Area is an open and legal riding area 30 miles north of Baker on Highway 127 and features the highest dunes in California. It is also one of the few sand dune areas that exhibit an audible phenomenon known as Singing Sand Dunes.

砂丘飛びの映像


なんだか「砂丘飛びってこんなんだよ」の動画の埋め込みがうまく行かない感じなので、人間砂丘飛びの写真・・・向こうが見えないのですごく怖いんですが、砂の崖に向かって全力で走り、飛び降りるんです。恐怖心に打ち勝てば10mくらい飛び降りることができます。もちろん砂丘の風下側の砂は細かくフカフカですから、怖いだけでケガは全くしません。
なんだか「砂丘飛びってこんなんだよ」の動画の埋め込みがうまく行かない感じなので、人間砂丘飛びの写真・・・向こうが見えないのですごく怖いんですが、砂の崖に向かって全力で走り、飛び降りるんです。恐怖心に打ち勝てば7〜8mくらい飛び降りることができます。もちろん砂丘の風下側の砂は細かくフカフカですから、怖いだけでケガは全くしません。

脱線してしまいました。見てきた限りにおいて牽引力を取るならば鉄車輪やパドルタイヤのような下駄の歯が付いたタイヤですが、圃場間の移動を考えた場合はツラい感じです。

よく見てみると、牽引力を発揮する下駄の刃の部分、タイヤがどういう転がり方をしても必ず地面についているような形になっています。
よく見てみると、牽引力を発揮する下駄の刃の部分、タイヤがどういう転がり方をしても必ず地面についているような形になっています。

一方、前出のパドルタイヤではタイヤの回りかたによっては山と山の間に着地してしまいます。ガタガタ言わず、しかも牽引力を発揮できるちょうど中間の形になっていると考えられます。

コメントいただいた泥はけの件も確かにクリアできてますもんね・・・泥はけと牽引力と圃場間の移動の乗り心地の三者をバランスさせると「あの形」になるんだ!
コメントいただいた泥はけの件も確かにクリアできてますもんね・・・泥はけと牽引力と圃場間の移動の乗り心地の三者をバランスさせると「あの形」になるんだ!
そういえば泥はけならぬ水はけを考えたレインタイヤも似たような形をしています。牽引力は関係なさそうだけど、これもきっと水に喰い込む形なのでしょう。
そういえば泥はけならぬ水はけを考えたレインタイヤも似たような形をしています。牽引力は関係なさそうだけど、これもきっと水に喰い込む形なのでしょう。写真はWikipedia「レインタイヤ」より。

今日はこんなところです。また明日!

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“続き:何であの形なんだろう・・・トラクタータイヤ” への2件の返信

  1. 私が知っているバイクのタイヤの話。
    バイクのRタイヤはトラクターと同じようなパターンになるよう、
    回転方向が決められています。
    対してFタイヤは4駆のトラクターとは逆パターンになるよう、
    回転方向が決められているものが存在します。
    これは輸入タイヤに多く見られ、国産も少数ですが見られます。
    キーワードは駆動力です。
    Rタイヤはバイクを進める駆動力がかかりますが、Fタイヤには
    バイクを止めようとする逆向きの駆動力がかかります。
    そのため輸入タイヤのほうが理にかなっていると考えられますが、
    国産がそれをしないのは、過去にそれをしたときに
    「タイヤが逆向きに付いている」と顧客からクレームが殺到し
    懲りたために見栄えを重視しているから…と聞いています。
    駆動力とパターンの関係は、水溜りなどを走ったときに
    Fタイヤは前に水しぶきを上げ、Rは後ろに水しぶきを上げる事を
    イメージするような感じですかね。
    ちなみにオフ車のFタイヤのブロックが変に斜めに減るのもこのためです。

    1. みみずくさん おはようございます

      >対してFタイヤは4駆のトラクターとは逆パターンになるよう、
      回転方向が決められているものが存在します。

      なんと! バイクに乗るのに気にしたこともありませんでした
      Fタイヤのブロックが変に斜めに減るのは見たことがありますけど

      トラクターのリヤタイヤ、逆に組むと「浮く」というコメントコメントもあったように
      自分の仕様状況によってパターンの性質を利用しようという動きも感じられます

      タイヤパターンの働きをよく知ってそれをちゃんと使えたらいいなと思います

      まあ、僕はブレーキ性能やグリップの前に
      パターンに泥が詰まってツルツルになっちゃうのをどうにかしなくちゃいけないですけど

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